タイトル 没後50年 藤田嗣治 本のしごと 文字を装う絵の世界
日時 2018年4月14日(土)〜6月10日(日)10:00-18:00(入館は閉館30分前まで) 休館日:月曜(月曜休館(但し、4月30日[月・休]は開館し、翌5月1日[火]は休館)
会場 目黒区美術館(東京都目黒区目黒2丁目4-36)
料金 一般 ¥1000、大高生・65歳以上 ¥800、小中生 無料 障がいのある方は半額・その付添者1名は無料
電話番号 03-3714-1201
目黒区美術館URL http://mmat.jp

藤田嗣治 1928年頃 撮影:アンドレ・ケルテス ullstein bild / Uniphoto Press

藤田嗣治(1886-1968)の没後50年を記念した特別展。
1913年にフランスに渡り、画家としての地位を確立した藤田が、挿絵本の仕事にも積極的に取り組んだことはあまり知られていない。ヨーロッパにおいて、挿絵本は芸術作品として扱われるなどの歴史があり、特に19世紀後半から20世紀にかけて、希少性の高い挿絵本は愛書家たちの収集対象となっていた。藤田がパリで活躍した当時のヨーロッパは、挿絵本の興隆の時代を迎えており、ピカソやシャガールらによる挿絵本も出版されていた。藤田は1919年に挿絵本『詩数篇』を手がけたのをきっかけに、1920年代には出版点数は30点を越えた。すでに挿絵を手がけていた他の画家たちを凌駕するこの仕事量は、当時のフランスでの藤田の人気を反映したものであり、藤田自身が挿絵本の世界に魅せられていたことを物語っている。
本展では、戦前のフランスで発行された藤田の挿絵本、1930年代から40年代の日本での出版に関わる仕事、1950年フランスに移住した後の大型豪華本の挿絵などを中心に、藤田嗣治の「本のしごと」を振り返る。絵画や版画といった「絵のしごと」、さらには藤田が友人に送った葉書や絵手紙、手作りのおもちゃ、陶芸作品なども同時に展示し、藤田の幅広い創作活動を紹介する。
なお本展は、2018年1月に西宮市大谷記念美術館でスタートし、目黒区美術館、ベルナール・ビュフェ美術館、東京富士美術館を巡回する。目黒区美術館会場では、戦後に藤田と交流があったアメリカ人、フランク・E・シャーマンの旧蔵コレクションなどから、油彩、水彩、版画などの作品が展示されるほか、美術史家の矢内みどり氏を講師に招いた特別講演会「藤田嗣治 ―〈絵〉と〈言葉〉」、当館学芸員によるギャラリートーク、大人のための美術カフェなどの関連イベントも開催される。