タイトル 富士屋ホテルの営繕さん -建築の守り人-
日時 2018年9月7日(金)~11月20日(火)10:00-17:00 休館日:水曜
会場 LIXILギャラリー(大阪会場)
大阪府大阪市北区大深町4-20 グランフロント大阪南館タワーA 12階
料金 入場無料
電話番号 06-6733-1790
詳細 http://www.livingculture.lixil/topics/gallery/g-1809/

昭和11年(1936)竣工の「花御殿」(撮影:白石ちえこ)

明治11年(1878)に日本初の本格的リゾートホテルとして箱根に開業した富士屋ホテル。歴代社長のアイデアに基づいた和洋混交の独特な建築群で構成され、平成9年(1997)には本館が登録有形文化財に指定されている。ヘレン・ケラーや喜劇王チャップリンが宿泊したことでも知られるこの老舗ホテルには、「営繕さん」と親しみをもって呼ばれるスタッフが在任し、建築物の営造や修繕を行なっていることはあまり知られていない。
同ホテルは、今年2018年4月から創業以来初めてとなる2年間の長期休業に入り、大規模な改修工事が行なわれている。この間を利用して、LIXILギャラリーでは、営繕の仕事の痕跡が残るさまざまな場面ーー日々の細やかなメンテナンスから、庭園の橋や水車、檜風呂づくりにいたる、さまざまな「営繕さん」の仕事を取材した。富士屋ホテルが今日もなお創業当時の趣を残している理由のひとつには、裏方である彼ら「営繕さん」の仕事があるのだ。
本展では、富士屋ホテルを支える「営繕さん」の仕事にスポットをあてる。改修の間しか撮影できない建物の内外の撮り下ろし写真を中心に、彼らの仕事を紹介するとともに、代々受け継がれてきたおもてなしの心、空間の魅力を伝える。富士屋の象徴である営繕作の朱赤の欄干をホテルから移設して展示するほか、コンシェルジュコーナーも再現。建築家が介在せずに経営者と地元の棟梁によって増改築を重ねてきた、同ホテルの築造の変遷も貴重な写真資料で辿る。関連イベントとして講演会も開催(要予約)。