タイトル ふるさとの駄菓子 ―石橋幸作が愛した味とかたちー
日時 2018年3月9日(金)~5月22日(火)10:00-17:00 休館日:水曜(祝日は開館)
会場 LIXILギャラリー(大阪会場)
大阪府大阪市北区大深町4-20 グランフロント大阪南館タワーA 12階
料金 入場無料
電話番号 06-6733-1790
LIXILギャラリー http://www1.lixil.co.jp/gallery/
詳細 http://www1.lixil.co.jp/gallery/exhibition/detail/d_003978.html

吹き飴、かりんとう、ねじりおこし、かるめら焼など、穀物に単純な加工するだけで作ることができるこれらの菓子は、庶民の生活とともに育まれてきた。砂糖を使う上菓子に対して駄菓子と呼ばれ、寺社の門前で売られる縁起菓子、宮中行事に由来する節句菓子、慶事における引き菓子のほか、滋養をうたった薬駄菓子、旅の途中に食す道中菓子など、江戸時代にさまざまなかたちで発展するも、戦後になると徐々にその姿を消してゆく。仙台で創業した郷土駄菓子と飴細工の店「石橋屋」の二代目、石橋幸作氏(1900-1976)は、駄菓子の味が製造方法ごと失われることを惜しみ、菓子職人として伝統の味を守りつつ、東北地方をはじめとする日本各地を訪ね歩き、駄菓子を収集した。約50年にわたる調査の記録からは、駄菓子の造形的な面白さや地域性などが浮かび上がり、今日では失われた風俗や駄菓子も数多く記されていることから、庶民の暮らしや菓子文化を考察する上でも貴重な資料となっている。
本展は、石橋氏の手による駄菓子のスケッチ帳やスクラップブック、意匠の再現を試みた紙粘土の模型など、約200点の資料で構成される。駄菓子を売り歩く行商人の姿を生き生きと象った紙粘土細工の人形9体もあわせて展示され、駄菓子の多彩な魅力に迫るともに、季節感を大事にする日本の食、風俗、歴史といった文化的側面を考察する。

写真1:石橋幸作自筆画 駄菓子風俗図絵「駄菓子さまざま」

所蔵:博物館 明治村 撮影:佐治康生