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150号 2016年6月号

特集

左官・煉瓦・タイル─湿式工法の新世代

The New Era of Wet Construction

本体1,714円+税

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コンフォルト6月号は、5月2日発売です。

 

乾いた建築に潤いを

湿式工法とは、現場で水を使う工法のこと。
時間とコストがかかる、完成の予測がしづらいとして、近年は減少の傾向にある。
そうして、多くの現場が乾式工法に取って代わられていったのだが、
いざそうなってみると、やっぱり何かが足りない。
時間を経て美しい、テクスチャーや造形。
現場仕事ならではの臨機応変さと自由とオリジナリティ。
職人の技術があってこそ可能になる湿式工法には、やっぱり魅力がある。
きっと人は、人の手でつくられたものを無意識のうちにでも察知する。
それが空間に、ゆとりや余白を与えてくれる。
実際、住宅でも商業施設でも新たな文脈で使われ始めた湿式工法。
それによって乾いた建築と風景は、潤いを取り戻していくだろう。

 

目次

再び注目され始めた湿式工法の職人たち
煉瓦 重力を味方につけて、どこまでも行く
髙山登志彦  髙山煉瓦建築デザイン
左官    落ち着いてできるペースで、いい仕事をしたい
長田幸司  長田左官工業
タイル  モロッコのモザイクタイルにひきつけられて
白石 普  SHIRAISHI AMANE TILEWORKS

東急プラザ銀座 商業施設の環境デザインに見る湿式工法
商環境デザイン 間宮吉彦・石丸耕平/インフィクス
── タイル、掻き落とし、版築風、モルタル金継ぎ風、
石、黒漆喰磨き、煉瓦

土そのままの表情を立ち上げる
惠葉乃杜(えばのもり)(福岡県福岡市)
設計 高木正三郎/建築巧房  左官 原田進/原田左研

素材を重ねる 住宅3
1. 温熱環境もととのえる、身体に穏やかな土
Arakabe(静岡県駿東郡)
設計 髙田昌彦/ツクリト建築設計事務所
2. 日の移ろいを深く映す、この空間のための壁
表象の家(京都府)
設計 木村浩一/フォルム・木村浩一建築研究所
3. 大黒柱のように頼りになるコンクリートブロックの底力
APARTMENT 225(埼玉県さいたま市)
改修設計 芦沢啓治・高山広野/芦沢啓治建築設計事務所

左官 挾土秀平   破格の座敷(岐阜県高山市)
朝を感じて、昼を感じて、夜の月を感じる。
左官的思考でつくる。

大人が真剣につくる秘密基地
Rozilla ロジラ(兵庫県三田市)
設計 橋本夕紀夫/橋本夕紀夫デザインスタジオ
左官 久住有生

現代の湿式仕上げ事典
土壁、版築、掻き落とし、漆喰、磨き、特殊左官、
洗い出し、研ぎ出し、三和土、レンガ、コンクリートブロック、
内装タイル、外装タイル、モザイクタイル

土蔵という知られざる宝
1. 気骨と誇りを遺した、北国の土蔵
2. 先人や職人たちと対話する旅 全国土蔵紀行   文・絵・写真/渡邉義孝
3. 再生する明治の蔵、輝く白いなまこ壁 天聽(てんちょう)の蔵(熊本県山鹿市)

新たな「土の時代」の始まり
The TERRA Award 土の現代建築賞 ノミネート作品発表

連載
籬楓隻語(りふうせきご)<最終回>
白井晟一記念美術館 柿沼守利

先生と学生たちは、いまこんなことを考えている
ケンチク学ビバ <第14回>
東京理科大学 理工学部建築学科 教授 吉澤望

いま気になる、素材と技術の現場へ行く!
芦沢啓治のゴーゴーマテリアル <第9回>
阪上織布の高機能織物

見えない革命2
アクアセラミック開発チーム、左官の挾土秀平さんと会う

FOCUS 玄関まわり実践テクニックと製品情報
GOODS & SPACE アクアセラミック搭載「SATIS」、ルミナベッラのパラチルナの照明など 新しい製品とスペース
EVENT NOW 「YÔKAÏNOSHIMA」シャルル・フレジェ展
NEW SITE 本の場所
REPORT シンガポールデザインウィーク2016
INTERVIEW 中牟田洋一(industry+)
REVIEW
シンポジウム「個室群住居の現在」/「江波冨士子 ムッリーニ歳時記」展
BOOKS 『田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」』渡邉 格 著
評/中野 純

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