タイトル 台所見聞録-人と暮らしの万華鏡-
日時 2019年3月8日(金)~5月21日(火)10:00-17:00 休館日:水曜(5月1日を含む祝日は開館)
会場 LIXILギャラリー(大阪会場)
大阪府大阪市北区大深町4-20 グランフロント大阪南館タワーA 12階
料金 入場無料
電話番号 06-6733-1790
LIXILギャラリー http://www.livingculture.lixil/gallery/
詳細 http://www.livingculture.lixil/topics/gallery/g-1903/

私たちの住まいに欠かせない空間「台所」。食物を扱うため、その土地の気候風土や文化とも密接に関わり、また「働く場」としての機能性を求めてきた歴史の変遷も見られる場所である。
建築家の宮崎玲子氏は、世界の伝統的な台所を約半世紀にわたり調査し、これまで訪れた約50ヶ所の記録を世界地図にプロットすることで、北緯40度を境に南北で「火」と「水」の使い方に特徴があることを見出した。例えば、北は鍋を吊り、南は鍋を置く文化圏であることに加え、北では水を使うことが少ないので流しが主役にならず、南では洗う頻度が高いため台所では大量の水を使うことを前提にした設えになっている。
神奈川大学特別助教の須崎文代氏は、明治から昭和期にかけて、日本の台所が西洋の影響を受け、急速に近代化されていった過程に着目し、高等女学校の「家事教科書」を収集している。その実証的な研究から、「立働」「衛生」「利便」という3つの理念が立ち現れてくるという。
本展は、建築家と研究者の見聞記録と成果ー宮崎氏が調査後に制作した、各地域の伝統的住まいの模型6点やイラスト、図版、近代日本の教育本などの資料約90点を通して、人々が求めてきた台所とはどのような空間なのかを再考する。
会期中の4月14日(日)には、須崎氏を講師に招いて、「近代の暮らしを変えた、台所の世界」と題した講演会も開催される(要事前申し込み、参加費無料、詳細はホームページ参照)。
本展は、大阪会場での会期終了後、東京・京橋のLIXILギャラリーに巡回する(2019年6月6日~8月24日)。

『食堂楽』の口絵「大隈重信邸台所」。村井弦斎著(明治38年発行)
塵ひとつない清潔さと、器具配置の合理性、英国より取り寄せた大きなガスストーブが特徴の台所で、立ち働きの様子が伝わる。所蔵:須崎文代



特集を探す

Twitter