タイトル 「宮内省御用達 川島織物と明治宮殿」展
日時 2019年4月20日(土)~6月25日(火)10:00-18:00(最終日は17:00閉場)
休館日:水曜、5月26日(日)
会場 LIXILギャラリー(東京都中央区京橋3-6-18 東京建物橋ビル LIXIL:GINZA 2F)
料金 入場無料
電話番号 03-5250-6530
詳細 https://www.livingculture.lixil/topics/gallery/g2-1904-kawashima/

綴織壁掛原画「富士巻狩(左隻)」今尾景年筆

本展を主催する株式会社川島織物セルコンは、京都・西陣を発祥とする織物メーカー。創業は1843年(天保14)。1891年に宮内省御用達国内第一号に任命されており、そのきっかけとして、創業者から事業を受け継いだ二代川島甚兵衞が、遷都に伴い旧江戸城内に建設された明治宮殿(1888年竣工、1945年に空襲により焼失)の室内装飾を手掛けたことが筆頭に挙げられる。甚兵衞は、明治宮殿を飾る資材の多くに輸入品が採用される見込みであることを知ると、日本を代表する建物の内装は日本・西陣で製織すべきであり、西陣の技量は決して海外に劣らないと訴えた。甚兵衛は、1886年(明治19)に渡欧し、室内装飾に用いられたファブリックを視察すると、帰国後に研究を重ね、明治宮殿の室内装飾織物の製織にこぎつけたという経緯がある。以降も旧東宮御所(現在の赤坂迎賓館)をはじめとする皇族・華族の施設や、近年では京都迎賓館 藤の間の壁面を彩る綴織「麗花」(原画は日本画家の鹿見喜陌氏)など、皇室関連の施設や行事で使用されるさまざまな織物を製織してきた。1994年(平成6)には、宮内庁正倉院宝物の復元品も製作している。

正殿 紋織緞帳「鳳凰に唐草模様」下絵

本展では、明治宮殿 西溜之間の壁に掛けられていた綴織「富士巻狩」の原画、大日本帝国憲法発布の舞台となった正殿の緞帳(窓掛)「鳳凰に唐草模様」の下絵と試織、牡丹之間(婦人室)の紋織緞帳(窓掛)「秋草紋様菊花之図」の試織などが披露される。明治宮殿は現存せず、わずかに残された写真もモノクロであるため、これらの資料は当時の宮殿空間の様子を知るうえで貴重。創業以来、ものづくりにかける同社のこだわりも、本展から感じとることができるに違いない。





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