タイトル 谷口吉郎・吉生記念 金沢建築館開館記念展
「清らかな意匠」 ― 金沢が育んだ建築家・谷口吉郎の世界 ―
日時 2019年7月26日(金)~2020年1月19日(日)9:30-17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜(但し、月曜が休日の場合は翌火曜休み)、2019年12月29日〜2020年1月3日
*展示資料の整理のため休館の場合あり
会場 谷口吉郎・吉生記念 金沢建築館(石川県金沢市寺町5-1-18)
料金 一般 300円、65歳以上 200円 、高校生以下無料
電話番号 076-247-3031
会場URL https://www.kanazawa-museum.jp/architecture/

谷口吉郎・吉生記念 金沢建築館 外観(撮影:北嶋俊治)

金沢から世界へ建築文化の発信拠点となることを目指した金沢建築館が、7月26日に金沢市内にオープンした。日本を代表する建築家の一人である谷口吉郎(たにぐちよしろう、1904-1979)と、息子の谷口吉生(たにぐちよしお、1937-)の名を冠し、今後は両氏の資料を中心とした建築アーカイブズの構築や、建築・都市に関する展覧会、講座や建築ツアーなど、さまざまな活動を展開していく予定。
谷口吉郎は金沢の出身、吉生は幼少期に金沢に疎開した経験があり、祖父と父から金沢の文化を教えられて育ったという。市内には吉郎が設計した石川県美術館(現石川県立伝統産業工芸館)や、吉生が設計した鈴木大拙館がある。
谷口吉郎は金沢の九谷焼窯元の家に生まれ、旧制第四高等学校卒業までを金沢市内で過ごした。東京帝国大学で建築を修めたあと、設計活動のみならず、建築工学に関する論文も多く、両分野で日本建築学会賞を受賞している。また、愛知県の「博物館明治村」の創設から関わり、これらの文化的貢献により、1973年には文化勲章を受賞している。
谷口吉生の主な作品は、土門拳記念館、東京都葛西臨海水族園、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館、ニューヨーク近代美術館新館、GINZA SIXなど。吉田五十八賞、日本建築学会賞、イサム・ノグチ賞など受賞も多数。父の生家があった土地に建てられた金沢建築館の設計も手掛け、1階に受付、ミュージアムショップ、カフェと企画展示室、2階に常設展示室を配した。大きな見どころは、迎賓館赤坂離宮の和風別館「游心亭」(1974)の茶室と広間を再現した常設展示。広間は実際の建物と同じく外部に水庭を設けている。
開館記念展として開催される本展では、東宮御所、東京国立近代美術館、帝国劇場など、谷口吉郎が設計した建築作品の資料や模型などを展示し、著作などで「清らかな意匠」と表現した吉郎の建築理念を紹介する。あわせて、吉郎が生まれ育った街・金沢について触れている著作と作品との関係性にもスポットをあてる。

谷口吉郎・吉生記念 金沢建築館 再現展示
赤坂離宮迎賓館和風別館「游心亭」広間(撮影:北嶋俊治)



%d人のブロガーが「いいね」をつけました。