No.172 茶室という空間に学ぶ
日本建築の特徴を挙げるとき、外せないのが茶室です。人と人の関係や、心の動きまで計算した空間構成。細部まで吟味された素材と、極められた技術。外部との関係や光の採り入れ方、もてなしのための機能。そして、すべてを統べる美意識。それは日本で完成され、受け継がれてきた客をもてなすための究極の建築です。道具のしつらえ、作法、料理も含め、茶室とそこで行われる茶事は、日本文化の集大成であり、美しいものの宝庫といえます。茶室を過去のものと思う人、茶事というと敷居が高いと敬遠する人もいるでしょう。あるいは、茶道は嗜んでいるけれど、茶室という空間には関心のない方もいるかもしれません。
しかし、それはあまりにももったいないこと。2020年。海外の方との接触がますます多くなるいま、茶室という空間に学んでみませんか。
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