江戸時代より経済・文化の中心地として栄えた日本橋は、かつて全く新しい風景を出現させた最先端の地であった。日本橋高島屋をはじめとし、周辺には日本橋三越本店本館、日本銀行本店本館、三井本館など、ヨーロッパに学ぶ本格的な古典主義の建築が多数残っていることからも、それは明らかである。本展では、東北大学大学院教授で建築史・建築評論家の五十嵐太郎氏を監修者に迎え、日本橋高島屋を中心に、日本橋地域の近現代建築を取り上げる。なかでも建築の細部・装飾に焦点をあて、西洋の古典主義が日本橋界隈の建築にどのように導入されているかを検証。知られざる装飾の歴史をひもとき、新たな建築の楽しみ方を提案する。会場では、日本橋建築MAPを配布予定。
information
装飾をひもとく ~日本橋の建築・再発見~
会期:2020年9月2日(水)〜2021年2月21日(日)
開館時間:11:00-19:00
休館日:月・火曜
会場:高島屋史料館TOKYO 4階展示室(東京都中央区日本橋2-4-1)
入館無料
主催:高島屋史料館TOKYO
会場URL https://www.takashimaya.co.jp/shiryokan/tokyo/