日本を代表する漫画家20名による、漫画「もしも東京」展が、東京都現代美術館の地下2階講堂を主な会場として、2021年9月5日まで開催されている。
東京都と公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京が主催する「Tokyo Tokyo FESTIVAL スペシャル13」の13プログラムのひとつで、オリンピック・パラリンピックが開催される東京を文化の面から盛り上げ、芸術文化都市東京の魅力を伝えることを目的とした文化プログラム「Tokyo Tokyo FESTIVAL」の中核事業。昨年夏に開催される予定が、2020年の新型コロナウイルス感染症拡大の影響で延期となっていたもの。なお、都内各所で開催中の「パビリオン・トウキョウ2020」（主催：東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京、パビリオン・トウキョウ2021実行委員会、企画：ワタリウム美術館）も、「Tokyo Tokyo FESTIVAL スペシャル13」の1つである。
漫画「もしも東京」展は、『GANTZ』の奥 浩哉、『ピンポン』の松本大洋、『ポーの一族』の萩尾望都、『天才 柳沢教授の生活』の山下和美ら20名の漫画家が、それぞれが思う 「もしもの東京」をテーマにした新作漫画を展示作品として描きおろして、漫画作品で「東京」を残すというアートプロジェクト。「読む東京、歩く漫画」をコンセプトに、東京都現代美術館の地下2階講堂、中庭、水と石のプロムナードに展示を展開。館内を巡るように作品を鑑賞するという、漫画展としては新しい鑑賞方法となっている。
描き下ろし新作漫画作品の一部イメージ 『Tokyo Sound』より ©石塚真一
描き下ろし新作漫画作品の一部イメージ 『東京の青猫』より ©松本大洋
参加漫画家（計20名、50音順）※氏名に続く『』内は代表作）：
浅野いにお『ソラニン』『おやすみプンプン』『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』/ 安倍夜郎『深夜食堂』『山本耳かき店』/ 石黒正数『それでも町は廻っている』『木曜日のフルット』『天国大魔境』/ 石塚真一『岳 -みんなの山-』『BLUE GIANT』/ 市川春子『虫と歌 市川春子作品集』『宝石の国』/ 岩本ナオ『町でうわさの天狗の子』『金の国 水の国』『マロニエ王国の七人の騎士』/ 太田垣康男『MOONLIGHT MILE』『機動戦士ガンダム サンダーボルト』『Get truth 太陽の牙ダグラム』/ 大童澄瞳『映像研には手を出すな！』/ 奥 浩哉『GANTZ』『いぬやしき』『GIGANT』/ 小畑友紀『僕等がいた』/ 黒田硫黄『茄子』『セクシーボイスアンドロボ』『ころぶところがる』/ 咲坂伊緒『ストロボ・エッジ』『アオハライド』『サクラ、サク。』/ 出水ぽすか『約束のネバーランド』原作：白井カイウ / 萩尾望都『ポーの一族』『トーマの心臓』『王妃マルゴ』/ 昌原光一『こはぜ町ポトガラヒー ～ヒト月三百文晦日払～』/ 松井優征『暗殺教室』『逃げ上手の若君』/ 松本大洋『ピンポン』『Sunny』『東京ヒゴロ』/ 望月ミネタロウ『バタアシ金魚』『ドラゴンヘッド』『ちいさこべえ』/ 山下和美『天才 柳沢教授の生活』『不思議な少年』『ランド』/ 吉田戦車『伝染るんです。』『ぷりぷり県』『出かけ親』
information
会期：2021年8月4日（水）～9月5日（日）
会場：東京都現代美術館 地下2階講堂、中庭、水と石のプロムナード（東京都江東区三好4-1-1 木場公園内）
休館日：8月10日（火）、16日（月）、23日（月）
開館時間：10:00-18:00（展示室への入場は閉館30分前まで）
入場料：無料 ※講堂立ち入りはArtSticker経由で予約が必要
主催：東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京・東京都現代美術館
企画・運営：漫画「もしも東京」展実行委員会
展覧会詳細
https://ttf-koubo.jp/project/manga-what-if-tokyo/
Artstickerアプリケーション配布ページ（ナビゲート：花江夏樹）
https://artsticker.page.link/moshimo_tokyo
※音声ガイドの利用には、iOS/Androidアプリがインストールされたスマートフォンおよびイヤホンは利用者が持参すること（会場での貸出なし）
漫画「もしも東京」展 公式サイト
https://mangamoshimotokyo.jp/
