マウントフジアーキテクツスタジオの魅力

12月14日(木)、コンフォルトは特別講演会を開催します。
ご登壇いただくのは、マウントフジアーキテクツスタジオの原田真宏さん、麻魚さんと、
立正大学特任教授の鈴木輝隆さん。(詳細、申込みはこちらへ!)

これまで、コンフォルトでは度々マウントフジアーキテクツスタジオの建築を取材してきました。
10年ほど前には、全国の技術を見に行く「日本ワザ行脚」という連載もしていただいていました。
そのなかで、原田さんたちの考え方には刺激を受けたり、共感することも多く、
また、彼らのつくる空間にいつも驚き、そしてあたたかな魅力を感じていました。
特に素材については、
コンフォルトが伝えたいことと通じるところが多いように思い、
木や左官などの特集でも紹介してきました。

ところが、今回の講演会のタイトルは「身体と建築と町をつなぐ」。
それぞれの地域の歴史や風土、人々と関わりながら、どう建築をつくっていくか、というお話です。
昨年12月号で取材した「道の駅ましこ」(栃木)や、今年6月号で取材した「知立の寺子屋」(愛知)は、
どちらも歴史のある町でのプロジェクトで、いまも町のなかに歴史の跡がたくさん見られるところです。
また、ゲストで登壇いただく鈴木輝隆さんとは
愛媛県内子町でのプロジェクトがまさに始まろうとしているとのこと。
そんなことから、今回の講演会のテーマにつながっていきました。

講演会の前に、少しだけ取材時の様子をお見せしたいと思います。
「道の駅ましこ」は、オープン前にも撮影に行きました。
カメラマン北田英治さんに、あらゆる場所から建築の魅力を撮影いただきました。
3枚目は、近くのゴルフ場なんですよー

下の動画も、オープン前の様子です。
まだ商品も什器も置かれる前なので、
空間のダイナミックさがよくお分かりいただけるのではないでしょうか。
ここでは地元産の八溝杉を伐採するところから始めています。
乾燥させて、最長16メートルの集成材に加工し、最大32メートルスパンの梁を益子の山並みのように。
梁を受ける台形は、左官の仕上げです。
原田さんたちとこれまでに何度も仕事をしている左官の久住有生さんが、
益子の土を使って、益子の左官職人さんとつくりあげました。
2回目の撮影のときには、什器にたくさんの益子の名産品が並び、
空間がいきいきとしていたのも印象的でした。
トマトもルッコラもにんじんも、益子の野菜は味が濃くてほんとうにおいしかったです。
オープンから1年経ったいまは、地元の人にも観光客にも人気の場所になっているそうです。
東京からはクルマで2時間程度。ぜひ、遊びに行ってみてください!

そして、マウントフジアーキテクツスタジオの魅力は
原田真宏さん、麻魚さんのお人柄にもあります。
取材中いつも惹き込まれてしまうそのお話を聞きに、ぜひ12月14日の講演会にもお越しください!

(編集部 渡辺)

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