アイノとアルヴァ 二人のアアルト 建築・デザイン・生活革命
木材曲げ加工の技術革新と家具デザイン【プレゼントあり】

注.フライヤー記載の会期はスケジュール変更前のものです

フィンランドを代表する建築家、アルヴァ・アアルト(1898-1976)と、彼のパートーナーであるアイノ(1894-1949)の二人が手がけたさまざまな仕事から、とりわけ曲げ木の技術に焦点をあてる企画展。

アルヴァがまだ建築家として無名だった頃に二人は出会い、この頃から、使いやすく心地よいという「暮らしを大切にする視線」がアルヴァのデザインに加わり、空間に柔らかさや優しさが生まれたと言われている。アイノとアルヴァは、1920年代後半に当時の国際的なデザインの潮流だったモダニズムの影響を受け、それに対する答えを、自然のモチーフをデザインに取り入れるなど、フィンランドの環境特性に基づいたデザインの探究によって表現していく。1933年竣工の《パイミオ サナトリウム》、続いて1935年に竣工した《ヴィープリの図書館》は、共に国際的な建築コンペティションで勝ち得たもので、二人を一躍、世界の建築家の舞台へと押し上げた。さらには、このサナトリウムと図書館のためにデザインした家具は、後のアルテック(artek)設立に大きな道筋をつけることとなる。

〈41 アームチェア パイミオ〉
写真提供および所蔵: AAF:Alvar Aalto Foundation

本展では、アルヴァ・アアルト財団の全面協力のもと、同財団が所蔵するアアルト・ファミリー コレクションで構成される。アアルトがデザインしたチェアの実物やスケッチ、当時の貴重な図版など、展示品総数は30点。〈41 アームチェア パイミオ〉などに見られる、無垢材をL字型に曲げる「L–レッグ」の技術や、後の〈stool60〉にも生かされた積層合板による「ラメラ曲げ木」について、成形から商品化までの道のりを辿る。
さらには、このアアルト家具の販売と輸出管理だけではなく、展示会や啓蒙活動によってモダニズム文化を促進することを目的として設立されたアルテックの歩みもあわせて紹介する。

〈スツール60〉 撮影: Martti Kapanen 1980年代撮影
写真提供および書房: AAF

なお、本展は、2020年3月28日より開催されるところ、新型コロナウイルス感染症拡大予防のため、会期および関連イベントなどのスケジュールがすべて変更になっている。
5月28日より当面の間は、日時を指定した予約制を実施。申し込みは会場ホームページの「ご利用案内」ページから。
最新の情報は、会場ホームページを参照すること。

■図録を5名様にプレゼント■
この展覧会の図録を抽選で5名様にプレゼントいたします。
住所、氏名、年齢、コンフォルトの感想を明記の上、下記メールアドレスまでお申込みください。
info@confortmag.net
*タイトルに必ず「竹中大工道具館 アイノとアルヴァ 二人のアアルト 建築・デザイン・生活革命 展 図録プレゼント」と明記してください。
応募締切は2020年7月6日(月)※応募多数の場合は抽選
ご応募をお待ちしております。

 

Information

タイトル アイノとアルヴァ 二人のアアルト 建築・デザイン・生活革命
木材曲げ加工の技術革新と家具デザイン
日時 2020年5月28日(木)~8月30日(日) 9:30-16:30(入場は16:00まで) 休館日:月曜(祝日の場合は翌日)
5月28日より当面の間は日時を指定した入館予約を実施(詳細は会場ホームページを参照)
会場 竹中大工道具館1Fホール(兵庫県神戸市中央区熊内町7-5-1)
料金 一般500円、大高生300円、中学生以下無料、65歳以上の方200円(常設展観覧料を含む)
障がい者手帳をお持ちの方およびその介護者(1名)は無料
電話番号 078-242-0216
会場URL https://dougukan.jp
展覧会詳細 https://www.dougukan.jp/special_exhibition/aalto
来館案内 https://www.dougukan.jp/information

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