「増田信吾+大坪克亘展 それは本当に必要か。」愛知巡回展

TOTOギャラリー・間で、2020年1月16日から3月22日まで開催されるところ、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、会期途中で閉場となった企画展「増田信吾+大坪克亘展 それは本当に必要か。」が、展示内容を再構成して愛知淑徳大学に巡回する。

増田信吾は1982年生まれ、武蔵野美術大学卒。大坪克亘は1983年生まれ、東京藝術大学卒。大学を卒業後、二人は増田信吾+大坪克亘を共同で主宰。たった1枚の住宅の塀から設計活動をスタートして、初期の代表作「躯体の窓」(2014年)や、2016年の第32回吉岡賞を受賞した「リビングプール」(2014年)で高い評価を受け、建築界の注目を集めた。
彼らは、敷地のなかで「場」に大きく影響する境界や窓、躯体、基礎といった部位に着目し、大胆な解決方法を提示する。その際、そこで営まれる生活や周辺環境に対しても、細やかな「観察」と「診断」をおこない、場に大きく寄与する対象を見極めて、設計すべき「計画」へと導いていく。その行為からは、恣意的なものを排除して、客観的に対象と向き合おうとする、二人の設計に対する純粋な姿勢がうかがえる。

東京・乃木坂のTOTOギャラリー・間での展覧会では、増田信吾+大坪克亘の初期の作品から、「始めの屋根」「街の家」「つなぎの小屋」「庭先のランドマーク」などの近作までを紹介し、設計過程を敷地模型やモックアップが展示されたが、本展は、愛知淑徳大学の建築・インテリアデザイン専攻の学生が、愛知巡回展として再構成する。会場計画と施工を、学部3年生を対象とした授業「デザインワークショップ」の受講生が担当する。
会期初日の9月12日(土)15時より、増田信吾と大坪克亘の両氏が登壇する講演会がオンラインによる開催されるほか、会場の3DVRがホームページ上で会期中に公開される予定。

information

「増田信吾+大坪克亘 展 それは本当に必要か。」愛知巡回展
会期:2020年9月12日(土)〜21日(月)
会場時間:10:00-19:00
会場:愛知淑徳大学 長久手キャンパス 8号棟 5階プレゼンテーションルーム
所在地:愛知県長久手市片平二丁目9
入場無料
*会場を訪れる前に、同大学正門守衛室にて入館チェックが必要
*会場では、新型コロナウイルス感染症予防および拡散防止対策を実施。入場規定あり。予め会場ホームページを確認すること
主催:愛知淑徳大学 創造表現学部 建築・インテリアデザイン専攻、愛知淑徳大学創造表現学会
協力:TOTOギャラリー・間、株式会社アケボノアートワークス
詳細 http://www.aasa.ac.jp/souzou/moai/archives/2973

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