窓展 窓をめぐるアートと建築の旅

「窓」からインスピレーションを得た、近代から現代にいたるまでの多くのアーティストや建築家の作品に光をあてる展覧会。2019年11月から翌年2月にかけて、東京国⽴近代美術館で開催された「窓展:窓をめぐるアートと建築の旅」(2019 年度)の巡回展。一般財団法人 窓研究所による知見を得て、ボナールやクレーの絵画から現代美術まで、窓に関わる美術作品が一堂に。ル・コルビュジエ、カーンなどの建築家の貴重なドローイングも展示。ジャンルを横断して広がる窓の世界が展開される。

奈良原一高《〈王国〉より 沈黙の園 6》1958年、東京国立近代美術館蔵 © IKKO NARAHARA

 

<展示構成>
1章 窓の世界
バスター・キートン、北脇昇、横溝静など

2章 窓からながめる建築とアート
ル・コルビュジエ、ルイス・I・カーンなど

3章 窓の20世紀美術 Ⅰ
ピエール・ボナール 、岸田劉生、ヴォルフガング・ティルマンスなど

4章 窓の20世紀美術 Ⅱ
パウル・クレー、ジョゼフ・アルバース、ベルトラン・ラヴィエなど

5章 窓からのぞく人 Ⅰ
安井仲治、津田青楓、ジェイムズ・キャッスル

6章 窓の外、窓の内:奈良原一高〈王国〉
奈良原一高

7章 世界の窓:西京人《第3章:ようこそ西京にー西京入国管理局》
西京人

8章 窓からのぞく人 Ⅱ:ユゼフ・ロバコフスキ《わたしの窓から》
ユゼフ・ロバコフスキ

9章 窓はスクリーン
ロバート・ラウシェンバーグ、ナム・ジュン・パイク/ジョン・ゴドフリー、JODIなど

10章 窓の運動学
ローマン・シグネール、THE PLAY、ズビグニエフ・リプチンスキなど

11章 窓の光
山中信夫、ホンマタカシ

ホンマタカシ《Camera obscura – thirty six views of mount fuji Waseda, 2019》2019年、個人蔵 © Takashi Homma, Courtesy of TARO NASU


 

関連プログラムとして、出展者の一人であるホンマタカシ氏が、丸亀港合同待合所(香川県丸亀市福島町127-16)にてサテライト展示している作品《カメラオブスクラ丸亀港》を、ホンマ氏がカメラ・オブスクラで撮影した部屋(同所2階)で、作家自身の解説を聞きながら観覧できる「ホンマタカシ サテライトマルガメ vol.3 ホンマタカシによる解説つき観覧日」も開催される(参加申し込み・詳細はこちら / 申し込み締め切り:10月21日 18:00)。

information

「窓展 窓をめぐるアートと建築の旅」
会期:2020年10月13日(火)〜2021年1月11日(月・祝)
開館時間:10:00-18:00(入館は17:30まで)
休館日:月曜(但し、11月23日、2021年1月11日は開館)、11月24日(火)、12月25日(金)〜31日(木)
会場:丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(香川県丸亀市浜町80-1)
観覧料:一般 950円、大学生 650円、高校生以下または18歳未満・丸亀市在住の65歳以上・各種障害者手帳をお持ちの方とその介護者1名は無料
※同時開催常設展「猪熊弦一郎展 1930年代の具象表現」観覧料を含む
会場ホームページ https://www.mimoca.org/ja/

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