木材・土・石など多様な自然素材を優れた造形物に発展させてきた日本の建築を主題とし、その要素を高い加工技術で凝縮した「建築模型」に焦点をあて、日本の建築を古代から現代まで通史的に概観する展覧会。国立科学博物館、国立近現代建築資料館、東京国立博物館 表慶館のあわせて3つの会場で、それぞれのテーマごとに開催される。
国立科学博物館会場では、「近代の日本、様式と技術の多様化」をテーマとして、主に明治から現代に建てられた12の建築について紹介する。多様な建築模型のほか、使用された建材の一部や図面、映像などの関連資料もあわせて展示される。
なお本展は、文化庁が主催する「日本博」および「日本美を守り伝える『紡ぐプロジェクト』」の一環として開催される。
展示構成:
第1章 西洋建築への理解
展示模型:第一国立銀行、三菱第1号館、旧石巻ハリストス正教会教会堂、迎賓館赤坂離宮
第2章 近代建築の発展
展示模型:三井銀行京都支店、帝国ホテル旧本館、旧東京科学博物館本館、髙島屋東京店
第3章 新しい都市の姿
展示模型:霞が関ビルディング、東京都庁舎
第4章 建築と自然、これから
展示模型:光の教会、京都迎賓館
information
企画展「日本のたてもの ―自然素材を活かす伝統の技と知恵」
会期:2020年12月8日(火)~2021年1月11日(月・祝)
開館時間:9:00-17:00(金・土曜は18:00まで開館)
休館日:月曜(但し、1月11日[月・祝]は開館)、年末年始(12月28日[月]~2021年1月1日[金・祝])
会場:国立科学博物館 日本館1階企画展示室(東京都台東区上野公園7-20)
観覧料金:一般・大学生630円、高校生以下および65歳以上無料
※常設展示入館料のみでご覧いただけます
※事前予約制(オンライン予約)
主催:国立科学博物館、文化庁、日本芸術文化振興会、東京国立博物館、読売新聞社
会場ホームページ:https://www.kahaku.go.jp/