多層世界の中のもうひとつのミュージアム
ハイパーICCへようこそ

東京・初台の東京オペラシティにある、NTTインターコミュニケーション・センター(ICC)で開催される企画展。実際の「リアル会場」と「仮想世界(ヴァーチュアル初台とハイパーICC)」での会場の2つで展開される。
双方が連携しているのが大きな特徴で、「リアル会場」では視認できない要素がAR(Augmented Reality)では追加されるなど、リアルとヴァーチュアルが共存し、情報が行き来する展示空間を創出する。よって「リアル会場」を訪れる際は、インターネットに接続できるスマートフォンやタブレットなどの端末機器(デヴァイス)を持参したほうが、作品をより深くさまざまな形式で鑑賞でき、楽しめる。

多層世界の中のもうひとつのミュージアム——ハイパーICCへようこそ

原田 郁《WHITE CUBE – WHITE CUBE》 2021

原田 郁の作品《WHITE CUBE – WHITE CUBE》では、リアル会場のあるポイントに立ち、作品をスマートフォンなどのデヴァイスのカメラで覗くと、現実空間に落ちる影や気配などの情報を多重に取りこみ、鑑賞者の手元のデヴァイスの中に3D空間が結合し、現実世界と情報の世界を重ね合わせた作品となって立ち上がる。

本展では、ネット上のデータと、質量を持った物質という2つを結びつけ、同等に扱うことを試みる。

開催趣旨(主催者より)
近年「ミラーワールド」「デジタルツイン」「コモングラウンド」などの概念がさまざまなシーンで取り上げられるようになっています。これらの言葉はどれも、通信やコンピュータ処理の高速化などを背景に、実空間と対応関係をもつ、高精度なシミュレーションなどにも活用可能なデジタル情報空間が実現化しつつあることを象徴しています。
さらに2020年に起こった新型コロナウイルスの世界的な感染拡大は、物理的移動に大きな制限をかけました。その結果。デジタル情報空間への注目度があらためて高まっているといえるでしょう。
この新型コロナウイルス禍において、多くの美術館が展覧会を中止または予定を延期しました。そして、中止になってしまった展覧会や、始まったものの観客を迎えることができない展覧会を、オンライン上で公開する試みが始まりました。さらに、アーティストによるオンラインでの展示がさまざまに試行されました。そうした社会変動を経験した私たちには、これまでとは異なる新しい展覧会の活動モデルを想定していくことが必要とされているのではないでしょうか。
今回、ICCでは、メディア・テクノロジーを駆使し、これまでもネットワーク上での作品公開などを展開してきたメディア・アートの手法によって、新しい展覧会のあり方を示唆するヴィジョンとその可能性を探る試みを行ないます。

多層世界の中のもうひとつのミュージアム——ハイパーICCへようこそ

information

「多層世界の中のもうひとつのミュージアム
ハイパーICCへようこそ

出品作家(五十音順):アグネス吉井、尾焼津早織、谷口暁彦、原田 郁、藤倉麻子、山内祥太、山本悠と時里 充
共同キュレーター:谷口暁彦、時里 充

リアル展示
会期:2021年1月23日(土)〜3月14日(日)
会場:NTTインターコミュニケーション・センター [ICC] ギャラリーA
開館時間:11:00-18:00
入場無料(事前予約制・当日入場は事前予約者優先)
※予約方法詳細はICCウェブサイトを参照
休館日:月曜(但し、開館時間の変更および臨時休館の可能性あり)

オンライン展示
会期:2021年1月16日(土)〜3月31日(水)
会場:オンライン https://hyper.ntticc.or.jp/
体験無料

オンライン会場 協力各社
ヴァーチュアル初台、ハイパーICC 監修:豊田啓介(noiz)
ヴァーチュアル初台、ハイパーICC 制作:noiz、中村将達
3Dデータ計測、制作:gluon
ウェブサイト制作:ユニバ

主催:NTTインターコミュニケーション・センター [ICC] (東日本電信電話株式会社)
ICCウェブサイト
https://www.ntticc.or.jp/
展覧会詳細(限定公開動画へのリンクあり)
https://www.ntticc.or.jp/ja/exhibitions/2021/the-museum-in-the-multi-layered-world/

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