ライゾマティクス_マルティプレックス

技術と表現の新しい可能性を探求し、主にメディアアートの世界で作品を発表してきた、rhizomatiks(ライゾマティクス)の個展。美術館で開催されるものとしては初の大規模個展となる。

ライゾマティクス_マルティプレックス

坂本龍一 + 真鍋大度《センシング・ストリームズ-不可視、不可聴》2014年 [参考図版]
札幌国際芸術祭2014での展示風景
撮影:木奥惠三
提供:札幌国際芸術祭実行委員会

真鍋大度と石橋 素らによって2006年に設立され、2021年に設立15周年を迎えるライゾマティクス。いわゆる「メディアアート」の領域を超え、研究開発的要素の強いプロジェクトから、建築、デザイン、広告やエンターテイメントなどのビジネスにまでその活動は及び、さまざまな角度から社会に影響を与えてきた。近年では、Perfumeの舞台演出に深く関わり、彼らのパフォーマンスには欠かせない存在となっている。
このほかにも、世界的なアーティストであるビョーク、スクエアプッシャー(のアーティスト名義で知られるトーマス・ジェンキンソン)、坂本龍一、ELEVENPLAYや、狂言師の野村萬斎、さらには科学者や研究者たちともコラボレーションし、インターネット上の株取引や売買行為などを視覚化(ビジュアライズ)したり、2020年には新型コロナウイルス感染症が世界的に拡大する中で立ち上げた連続オンライントークイベントなど、時に問題提起型のプロジェクトなどを通して、人とテクノロジーの関係とは何かを社会に対して問いかける。斬新なインパクトを持つその時間・空間的表現は、海外からも評価が高い。
本展では、新作やアーカイブ、過去に発表された作品のアップデート版、アーティストらとコラボレーションした際の記録映像、独自に開発したオリジナルデバイスなどを展示。東京都現代美術館の空間を3Dモデルで再現したオンライン会場でもハイブリッドに展開する。
絶え間なく変化する世界との同期を試みる、彼らの卓越した技術と表現を複合的(=multiplex)に呈示し、実験的、野心的なアウトプットの数々を紹介する。

ライゾマティクス_マルティプレックス

《particles 2021》2021 「ライゾマティクス_マルティプレックス」展示風景(東京都現代美術館、2021年) photo by Muryo Homma

上の作品は、2011年に発表された《particles》のアップデート版。2011年の作品は構造物の中を走るボールの位置情報を用いてLEDを点滅させ、空中に立体映像を描き出したが、本展では、走行するボールにピンポイントでLEDを照射するという新たなインスタレーションとして披露される。

information

「ライゾマティクス_マルティプレックス」
会期:2021年3月20日(土・祝)〜 6月20日(日)
開館時間:10:00-18:00(展示室入場は閉館30分前まで)
休館日:月曜(但し、5月3日は開館)、5月6日(木)
会場:東京都現代美術館 企画展示室 地下2F(東京都江東区三好4-1-1 木場公園内)
入場料:一般 1,500円、大学生・専門学校生・65歳以上 900円、中高生 500円、小学生以下無料
※予約優先チケットあり
※4月29日(木・祝)〜5月5日(水・祝)および6月12日(土)〜20日(日)は完全予約制
展覧会詳細https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/rhizomatiks/

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