前川國男(1905-1986)、坂倉準三(1901-1969)、吉村順三(1908年-1997)の三氏の共同設計により建設された国際文化会館(アイハウス / I-House)。日本を代表するモダニズム建築として知られ、昭和51年(1976年)には、前川の設計により、既存の本館の改修と西館(新館)の増築が行われ、現在に引き継がれている。
所在地は東京・六本木5丁目、敷地内は緑が豊かで、都心とは思えない静けさに包まれている。池辺に張り出した釣殿風の建物は、平安時代の絵巻物風の様式を取り入れたもので、敷地が岩崎小弥太邸だった時代に、7代目小川治兵衛(1860-1933)が作庭した日本庭園との調和を図って全体が設計されている(参照元:国際文化会館ホームページ「建物・庭園」より)。
この日本庭園を、作庭家の重森千靑(しげもり ちさを)氏のガイドで巡る、オンラインでのバーチャルツアーの第三弾が開催される。
講師を作庭家の重森千靑氏が務め、京都・大徳寺の塔頭のひとつである芳春院をはじめ、京都を拠点に全国の日本庭園の設計・剪定・管理を手掛ける「独歩園」の庭師による、アイハウスの庭園の手入れに焦点をあてるほか、庭園に植わる桜の木をはじめさまざまな草木の特徴や見どころも紹介する。
information
日時:2021年3月23日(火)8:30-10:00 am
会場:オンライン(申し込み完了後、登録したメールアカウント宛てに参加URLを送信)
講師:重森千靑(作庭家)
用語:日本語(英語の逐次通訳付き)
参加費:無料
参加(視聴)方法:国際文化会館ホームページより要申込み
イベント詳細・申し込み先:https://www.i-house.or.jp/programs/wnt20210323/
主催:公益財団法人 国際文化会館
共催:アメリカン・フレンズ・オブ・アイハウス(AFIHJ)