東京オリンピック・パラリンピック競技大会(東京2020)開催にあわせ、デンマーク王国大使館主催による展示イベントと展覧会が、東京・代官山の2つの会場にて開催される。展示会は、通常は関係者以外は入ることができない大使館が一般開放され、デンマークおよび同国を代表する企業・団体の魅力を紹介する。展覧会は、日本からの影響を受けたデンマークの建築家やデザイナーを紹介する。どちらも入場無料。「パビリオン」の会場設計を、建築家、加藤比呂史氏が担当。持続可能性とSDGsの達成に向けた共通の取り組みに焦点をあてて設計。ヒルサイドフォーラムでの展覧会では、日本とデンマークの建築とデザインを紹介しつつ、両国の文化の接点を探る。どちらも入場無料。
大使館での「デンマークパビリオン」では、ランニングイベントの実施やデンマークの伝統的なフードメニューを販売するほか、土・日曜の子ども連れの来場者が楽しめるよう、デンマークが誇る世界的玩具メーカー・LEGO®のアトラクションやプログラミング教室を開催。デンマークの国民的キャラクター「ラスムス・クルンプ」も登場する。
デンマーク王国大使館「Denmark – The Land of Everyday Wonder デンマークパビリオン」会場イメージ
会場構成は、デザイン、ヘルスケア、グリーントランジション(エネルギー)、食品、観光などをテーマに7つのブースを用意。会場の設計は、ヨーロッパの幼稚園や博物館のコンペティションで最優秀賞に輝いた実績を持つ建築家、加藤比呂史氏が担当。持続可能性と、国連が定めた「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成に向けた共通の取り組みに焦点をあてて設計されている。
中庭からの自然光をふんだんに取り入れ、450平方メートルの中庭をアーケードで覆い、雨でも楽しむことができ、自然と調和した空間となっている。
日本建築に影響を受けたとされるデンマーク建築の例
ヒルサイドフォーラムでの展覧会は、「Enriched Simplicity 日本の様式に影響を受けたデンマーク建築」と題して、日本からの影響を受けたデンマークの建築家やデザイナーによる、1950年から2020年にかけての作品を、再現図面やスケッチ画、写真、模型などで紹介する。
駐日デンマーク大使 ピーター・タクソ・イェンセンからのメッセージ:「持続可能性とグリーントランジションは、日本とデンマークの戦略的協力の礎となるものです。この展示会を開催することで、多くの日本の皆様にデンマーク、デンマークの文化、デンマークの企業についての情報を得ていただきたいと考えています。私たちは展示会にとても期待していますし、ユニークなものを提供できると信じています。しかし、スポンサーやパートナーの皆様の素晴らしいご支援がなければ、このようなことは実現しませんでしたので、個人的にすべての方に感謝したいと思います。」
information
「Denmark – The Land of Everyday Wonder デンマークパビリオン」
会期:前後期あり ※8月9日(月)~23日(月)は休み
2021年7月23日(金)~8月8日(日)
2021年8月24日(火)~9月5日(日)
開場時間:11:00-18:00
会場:デンマーク王国大使館(東京都渋谷区猿楽町29-6)
入場料金:無料(飲食物など一部有料)
https://japan.um.dk/ja/denmark-pavilion
「Enriched Simplicity 日本の様式に影響を受けたデンマーク建築」
会期:2021年7月23日(金)~8月8日(日)
開場時間:11:00-19:00
会場:ヒルサイドフォーラム(東京都渋谷区猿楽町18−8 ヒルサイドテラスF棟)
http://hillsideterrace.com/events/11289/
※2会場とも、新型コロナウイルス感染症予防対策を実施し、混雑時は入場制限を行う
※今後の社会的状況により、当初のスケジュールが変更される可能性あり
主催・問合せ先:デンマーク王国大使館
詳細:https://japan.um.dk/