東京・南青山にある、フラワーアーティスト、ニコライ・バーグマンのフラッグシップストア・Nicolai Bergmann Flowers & Design Flagship Store(ニコライ バーグマン フラワーズ & デザイン フラッグシップストア)の2Fにて、ニコライ・バーグマン氏と、陶芸家で建築家の奈良祐希氏とのセッション展「JAPANDI-NA」(読み:ジャパンディーエヌエー)が2022年1月14日まで開催されている。
アーティスト近影(左:奈良祐希氏 / 右:ニコライ・バーグマン氏)
奈良氏は、1989年石川県生まれ。350余年の歴史を誇る大樋焼十一代大樋⾧左衛門氏を父に持ち、祖父である十代目(現・大樋陶冶斎)は文化勲章受章者。伝統家系の⾧男である奈良は、東京藝術大学で建築を学び、同大学大学院(美術研究科建築専攻)を主席で卒業。2021年には、AAF(NPOアートアンドアーキテクトフェスタ)が主催する若手建築家の登竜門「Under 35 Architects exhibition 2021」でファイナリストに選出されるなど、建築家としても将来を嘱望されている。2021年8月に、ウェスティン都ホテル京都内の数寄屋風別館で、村野藤吾の設計(2020年に中村拓志&NAP建築設計事務所が改修)で知られる佳水園にて開催された個展「ENSEMBLE」では、800人以上の来場者を集めた。
奈良祐希《Bone Flower》シリーズ(部分)
本展では、金沢の茶陶の家に代々受け継がれてきた伝統をDNAに持つ奈良が生み出す陶芸作品に、北欧のミニマルで時代を超越するデザイン性と日本の伝統美にインスパイアされたDNAを宿すニコライ・バーグマン氏がフラワーアートを施し、両者の熱量がぶつかり合い、昇華した作品の数々が展示される。フラワーアートでは生花を使用するため、会期中に展示替えあり。さらに、ニコライのシグネチャーアイテムであるフラワーボックスをイメージした奈良の新作も披露される。
なお、本展タイトルの「JAPANDI-NA」とは、日本のわびさびを感じるデザインと、北欧のミニマリズムを融合したJAPANDI(ジャパンディ)と、DNAを掛け合わせた造語。
information
セッション展「JAPANDI-NA」(ジャパンディーエヌエー)
会期:2021年12月15日(水)〜2022年1月14日(金)
開場時間:11:00-18:00
休業日:2021年12月29日(水)~2022年1月4日(火)
会場:Nicolai Bergmann Flowers & Design Flagship Store(ニコライ バーグマン フラワーズ & デザイン フラッグシップストア)2F
住所:東京都港区南青山5-7-2
入場無料(予約不要)
問合せ先TEL:03-5464-0716(平日10:00~18:00)/ ニコライ バーグマン フラワーズ & デザイン
主催:Nicolai Bergmann K.K./ UENOJAPAN
会場アクセス
https://www.nicolaibergmann.com/locations/flagship-store/