【読者プレゼントあり】特別展「春日神霊の旅 —杉本博司 常陸から大和へ」

神奈川県立金沢文庫、公益財団法人小田原文化財団、春日大社、日本経済新聞社の主催により、春日信仰とその周辺の美を紹介する特別展「春日神霊の旅 ―杉本博司 常陸から大和へ」が、横浜市の神奈川県立金沢文庫にて開催される。

展示の中心となるのは、現代美術作家の杉本博司氏が収集してきた、奈良の春日信仰を中心とする神道美術作品の数々。会場に隣接する称名寺は、東国所縁(ゆかり)でもある春日大社にまつわる、国宝に指定されたゆかりの史料群を所蔵している。

本展では、杉本氏が30代に入手し、その後の春日信仰に関連する古物収集のきっかけになった重要な古美術品「春日鹿曼荼羅」が披露されるほか、春日大社やゆかりの宝物、称名寺の所蔵品や、小田原文化財団の史料・作品なども展示される。これらを展覧会として構成する杉本氏による会場デザインも大きな見どころ。

「春日神霊の旅 —杉本博司 常陸から大和へ」
左:春日鹿曼荼羅 鎌倉時代 個人蔵 / 右:地蔵菩薩立像・春日神鹿像 鎌倉時代 個人蔵

小田原文化財団は、古典演劇から現代演劇までの伝承・普及、古美術品などの保存と公開、現代美術の振興発展に寄与することを目的に、杉本氏が2009年に設立した公益財団法人。2017年には、杉本氏が自身の「遺作」と位置付ける小田原文化財団 江之浦測候所を開設、春日信仰を中心とする神道美術をはじめ、杉本氏が蒐集してきた美術品を所蔵、展示している。
同所では、奈良・春日大社より神霊の勧請を受け、江之浦測候所のある柑橘山に2022年3月に春日社が建立される予定で、本展はそれに先駆けて開催される。

会期中の3月19日(土)には、「春日信仰と小田原文化財団—春日神霊の旅展によせて」と題して、杉本氏をはじめ関係者が登壇する特別講演会も開催される。

「春日神霊の旅 —杉本博司 常陸から大和へ」
フライヤーの作品:春日神鹿像 鎌倉時代 公益財団法人小田原文化財団 補作:須田悦弘 撮影:小野祐次 題字:杉本博司

information

特別展「春日神霊の旅 —杉本博司 常陸から大和へ」
会期:2022年1月29日(土)〜3月21日(月祝)
※前・後期で展示替えあり:前期:2月23日(水・祝)まで、後期:2月25日(金)から開始
開場時間:9:00-16:30(入館は16:00まで)
休館日:月曜(但し、3月21日は開館)、2月24日(木)
会場:神奈川県立金沢文庫(神奈川県横浜市金沢区金沢町142)
当日観覧料:20歳以上 800円、20歳未満・学生 600円、65歳以上 200円、高校生 100円、中学生以下・障がい者の方は無料
※予約制を実施(ホームページなどから要申し込み)
※新型コロナウイルス感染症対策を実施、拡大状況などにより予定が変更される場合あり
※関連プログラムや最新の開館情報など詳細は、神奈川県立金沢文庫ホームページを参照
主催:神奈川県立金沢文庫 公益財団法人小田原文化財団 春日大社 日本経済新聞社
特別協力:鹿島神宮 法相宗大本山興福寺
後援:小田原市

関連プログラム(ホームページ参照)
・特別講演会「春日信仰と小田原文化財団—春日神霊の旅展によせて」
・講座「春日神霊の旅展」シリーズ

神奈川県立金沢文庫 公式ホームページ
https://www.planet.pref.kanagawa.jp/city/kanazawa.htm


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info[@]confortmag.net
応募締切:2022年2月11日(金)
ご応募をお待ちしております。

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