今春3月3日から19日間の会期で、東京・日本橋の日本橋髙島屋S.C.にて、世界で初めて展覧会として編集され、展示が行われた「デザイン・ダイアローグ メゾン・エ・オブジェ・パリ展」が、京都に巡回して開催される。
「メゾン・エ・オブジェ」は、1995年にパリで始まった国際展示会で、インテリアのパリコレとも称され、デザイントレンド形成に大きな影響力をもつ。
世界中から約3,000ものインテリアブランドやメーカーなどが集結し、プロダクトを展示するほか、時代に影響を与える注目のデザイナーを表彰する「デザイナー・オブ・ザ・イヤー」、最も新しいライフスタイル、生活のデザインを表現する「ホワッツ・ニュー」、次世代の創作活動に贈られる「ライジング・タレント・アワード」などが併催され、世界のデザイン活動に貢献するデザインのダイアローグ(対話)の場となっている。
本展では、東京・日本橋会場と同様に、全体演出および空間デザインを、キュレーターのエリザベス・ルリッシュ氏が務め、3章立ての構成。
「デザイン・ダイアローグ メゾン・エ・オブジェ・パリ展」京都会場 2022年 / 右:パオラ・ナヴォーネ / 左:コンスタンチン・グルチッチ
「デザイナー・オブ・ザ・イヤー」歴代受賞者の中から1999年から2022年までの受賞者21名—パオラ・ナヴォーネ、コンスタンチン・グルチッチ、フランクリン・アジ、nendo、吉岡徳仁など21組のインテリアデザイナーの作品展示に続き、第2章の「ホワッツ・ニュー」のコーナーでは、パリの「メゾン・エ・オブジェ」出展者の新作コレクションを紹介し、社会の兆候やトレンドを分析して新しいライフスタイルを提案する。第3章では、次世代の創作活動に贈られる「ライジング・タレント・アワード」の今年の受賞者から、岩元航大、氷室友里、坂下麦、狩野佑真、簑島さとみ、三澤 遥の作品と、2020年の「ライジング・タレント・アワード」を受賞したフランスのクリエーターらの作品が、2つの国の展示が向き合う「ダイアローグ〈対話〉」形式で展示される。2022年に新設された「ライジングタレント・アワード・クラフト」に選出された黒川 徹の作品も紹介。
「ホワッツ・ニュー」展示風景 「デザイン・ダイアローグ メゾン・エ・オブジェ・パリ展」京都会場 2022年
会期は5月9日(月)まで。
なお、京都での展示終了後、愛知県名古屋市のジェイアール名古屋タカシマヤに巡回を予定している(会期:2022年8月17日~30日)。
information
「デザイン・ダイアローグ メゾン・エ・オブジェ・パリ展」
会期:2022年4月28日(木)~5月9日(月)※会期中無休
会場:京都髙島屋 7階グランドホール(京都市下京区四条通河原町西入真町52)
開場時間:10:00-19:00(最終日5月9日のみ16:00まで。各日とも入場受付は閉場30分前まで)
入場料(税込):一般、大学・高校生500円、中学生以下無料
※「障がい者手帳・デジタル障がい者手帳」を提示の本人ならびに同伴者1名まで入場無料
主催:髙島屋、朝日新聞社
企画監修:SAFI(メゾン・エ・オブジェ主催者)
企画協力:株式会社デアイ(DE AI / メゾン・エ・オブジェ日本総代理店)
後援:在日フランス大使館 / アンスティチュ・フランセ日本
問合わせ先:075-221-8811(京都髙島屋 代表)
詳細ページ
https://www.takashimaya.co.jp/store/special/maison-objet/top.html