東京・六本木にある国際文化会館(アイハウス / I-House)は、前川國男(1905-1986)、坂倉準三(1901-1969)、吉村順三(1908年-1997)の三氏の共同設計により建設され、日本を代表するモダニズム建築の1つ。昭和51年(1976年)に、前川の設計により、既存の本館の改修と西館(新館)が増築され、今日まで引き継がれている。
池辺に張り出した釣殿風の建物は、平安時代の絵巻物風の様式を取り入れたもので、敷地が岩崎小弥太邸だった時代に、七代目小川治兵衛(1860-1933)が作庭した日本庭園との調和を図って建物全体が設計された(参照元:国際文化会館ホームページ「建物・庭園」より)。
この日本庭園を、作庭家の重森千靑(しげもり ちさを)氏のガイドで巡る、バーチャルツアーが開催される。
第五弾となる今回は、日本庭園の景観に大きな影響を与える「橋」に焦点があてられる。極めて珍しい、土橋(下の画)を架け替えた際の様子が写真で紹介されるほか、都心とは思えない静けさに包まれた、国際文化会館の庭園の魅力についても触れる。
information
日時:2022年8月1日(月)8:30-10:00a.m
会場:オンライン(申し込み完了後、登録したメールアカウント宛てに参加URLが送信される)
講師:重森千靑(作庭家)
用語:日本語(英語の逐次通訳付き)
参加費:無料
参加(視聴)方法:国際文化会館ホームページより要申込み
問合せ先:国際文化会館 会員部(※本イベントはオンラインでの開催のため、一般に公開される)
イベント詳細・申し込み先
https://www.i-house.or.jp/programs/wnt20220801/
主催:公益財団法人 国際文化会館
共催:アメリカン・フレンズ・オブ・アイハウス(AFIHJ)