鈴木マサルのデザインとみんなの富山もよう展―暮らしにとけこむアート&デザイン

富山県美術館のTADギャラリーにて、テキスタイルデザイナーの鈴木マサルがこれまでに手がけた「富山もよう」が一堂に会した展覧会が開催されている。
「富山もよう」とは、北日本新聞社の新聞創刊130周年を記念し、「富山のいいもの、もようにしたら、富山をもっと好きになる」を合い言葉に2014年に始まったプロジェクト。富山の魅力を伝えるさまざまなもの、立山連峰、白エビ、ガラスなどをモチーフに、鈴木氏が「富山もよう」をデザイン。2014年8月2日から4日連続で、色鮮やかでかたちもユニークな「富山もよう」にラッピングされた朝刊が読者の元に届けられた。文字情報が詰まったモノクロの新聞紙をカラフルな絵柄で包むというイベントは評判を呼び、2019年のグッドデザイン賞「グッドデザイン・ベスト100」にも選出されている。
プロジェクトはその後も継続され、スタート時は4柄だった「富山もよう」は、雷鳥や五箇村、最新のリューリップなどの絵柄が加わり、現在では12柄となっている。

鈴木マサル「富山もよう」 「富山もよう」は2014 年にスタートしてから、これまでに12種類のもようが発表されている ©富山もようプロジェクト

本展では、鈴木氏が生み、富山の人々が育ててきた「富山もよう」の世界観が、TADギャラリーの空間いっぱいを使って表現。代表的な「富山もよう」が大胆なスケール感で壁面を彩る。また、鈴木氏が「理想的な嬉しい展開」と語る、「富山もよう」の新聞を利用して人々が創作したエコバッグが天井から吊るされて展示されるなど、鈴木氏とのコラボレーションを果たす。鈴木氏へのインタビュー映像や、貴重な原画なども展示される。

鈴木マサル「富山もよう」 暮らしに広がる富山もようの様子


#MASARU SUZUKI 鈴木マサル YouTube公式チャンネル「鈴木マサルのデザインとみんなの富山もよう展 – 暮らしにとけこむアート&デザイン」ウォークスルームービー(2021/05/23)

information

「鈴木マサルのデザインとみんなの富山もよう展―暮らしにとけこむアート&デザイン」
会期:2021年5月17日(月)~6月22日(火)
会場:富山県美術館 1F TADギャラリー(富山県富山市木場町3-20)
入場料:無料(美術館への入館料も不要)
休館日:毎週水曜日
主催:富山県美術館、富山もようプロジェクト(富山もよう展ディレクターズ、北日本新聞社)
制作協力:日本折紙協会富山県支部「遊々」、北日本新聞有沢販売店
協力:D&DEPARTMENT TOYAMA
制作企画・監修:富山もよう展ディレクターズ:小柴尊昭、鈴木マサル、高橋 理、川上典李子
グラフィックデザイン:高橋 理
テクニカルディレクション:遠藤 豊(LUFTZUG)

展覧会詳細
https://tad-toyama.jp/exhibition-event/14774

鈴木マサル公式インスタグラム @masaru_suzuki_textile
https://www.instagram.com/masaru_suzuki_textile/

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