フィンランドを代表するライフスタイルブランド、イッタラ(Iittala)。1881年にフィンランド南部のイッタラ村に設立されたガラス工場からスタートした同ブランドは、アルヴァ・アアルトやカイ・フランクら、フィンランドデザインの発展を牽引した建築家やデザイナーとともに歩み、美しさと機能性をすべての人へ提供するという彼らの思想のもとにプロダクトをつくり続け、今日に至る。
《i-ライン》の広告イメージ、1956年 ©Design Museum Finland, Photo: Pietinen
本展は、イッタラの創立140周年を記念して開催される。フィンランド・デザイン・ミュージアムが2021年に開催した展覧会を再構成し、さらには、本展ではイッタラと日本の関係に焦点を当てた章が加えられるのが見どころの1つ。
例えば、カイ・フランクは日本文化に影響を受けたことが知られています。そしてイッタラは、現代の日本人デザイナーや建築家とのコラボレーションでの実績があり、本展のために撮り下ろした、ミナ ペルホネンの皆川明氏、隈研吾氏へのインタビュー映像が最後の章「イッタラと日本」にて上映される。
オイバ・トイッカによる《バード バイ トイッカ》コレクション ©Iittala
イッタラの歩みを象徴する、20世紀半ばのクラシックデザインのガラスを中心に、陶器や磁器、映像やインスタレーションを交えた約450点の展示作品を通じて、イッタラが受け継いできた技術と哲学、デザインの美学に迫る。
イッタラのプロダクトの歴史を辿ることで、ひとつのブランドとしての枠組みを超え、デザイン史、フィンランドの文化と社会情勢、人々のライフスタイルの変化などの背景と深く結びついていることが見えてくる。
information
「イッタラ展 フィンランドガラスのきらめき」
会期:2022年9月17日(土)〜11月10日(木)
会場:Bunkamura ザ・ミュージアム(東京都渋谷区道玄坂2-24-1 B1F)
開館時間:10:00-18:00(金・土曜は21:00まで)※入館は各日とも閉館30分前まで
休館日:9月27日(火)
当日観覧料:一般 1,700円、大学・高校生 1,000円、中学・小学生 700円、未就学児は無料
※学生券の購入・利用の際は学生証の提示が必要(小学生は除く)
※障がい者手帳の提示で、本人と付添い1名まで半額料金
※今後の状況により、会期・開館時間等が変更となる場合あり
※会場では新型コロナウイルス感染症対策を実施(入場制限や日時の予約が必要となる場合あり)
問合せ先:050-5541-8600(ハローダイヤル)
主催:Bunkamura、フィンランド・デザイン・ミュージアム、朝日新聞社
特別協力:Iittala
後援:フィンランド大使館
展覧会詳細
https://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/22_iittala/
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info[@]confortmag.net
応募締切:2022年10月7日(金)
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