「フジオプロ旧社屋をこわすのだ!!展『ねぇ、何しに来たの?』」

『おそ松くん』『ひみつのアッコちゃん』『天才バカボン』などの代表作で知られる、日本を代表する漫画家の1人、赤塚不二夫(1935-2008)。東京・中落合に構えていた事務所兼自邸だった建物が、老朽化のため、解体されるのを前に、現地にて建物全体を使った企画展が開催される。

「フジオプロ旧社屋をこわすのだ!!展『ねぇ、何しに来たの?』」
©Fujio Akatsuka

みどころは、赤塚不二夫の原稿・原画、壁画、階段空間でのフジオプロの年表、1960年代から2002年までの写真約1000枚(赤塚不二夫が暮らした部屋にて)、赤塚不二夫をオマージュしたアート作品の展示のほか、秘蔵プライベートフィルム上映、関連ライブやトークショーなど、盛りだくさんの内容。”「いま」と「破壊」をたのしむ、ありえない展覧会”が展開されます。会場では物販も予定(現金のみの取り扱い)。

「フジオプロ旧社屋をこわすのだ!!展『ねぇ、何しに来たの?』」
赤塚不二夫の原画/代表作「天才バカボン」「ギャグゲリラ」に加え、この建物で生まれた作品「花の菊千代」の原画を展示 ©Fujio Akatsuka

ごあいさつ
1970年、中落合にあった古い木造家屋に引っ越してきた「フジオプロ」は、78年に鉄骨造地上3階建ての仕事場兼赤塚不二夫の自宅に建て替えられ、改装を繰り返しながら40年以上が経ちました。数年前よりなぞの雨漏りに悩まされ、手に負えないほどの老朽化が進んだため、ついに中落合の社屋を取り壊すことを決心しました。

仕事に限らず遊びでも、赤塚を中心にいろんな方と楽しいことをして、たくさんの作品が生まれた場所「フジオプロ」。このままただ壊してしまうのはもったいないと感じ、建物「フジオプロ」とさよならする前に、様々な分野から多くの方に参加していただき、何か一緒に楽しいことをすることこそフジオプロ的なのではないか…?と考えました。そこで、「バカは真面目に」をモットーに、フジオプロ旧社屋で展覧会やイベントを開催することを思いつきました。そして、この展覧会・イベントを通して、赤塚不二夫の自由なスピリットをみなさまに感じていただけたらうれしいです。(フジオ・プロダクション 赤塚りえ子)

参加者(五十音順):EYE、赤塚不二夫、浅野忠信、安齋 肇、伊藤桂司、KAZ、川口貴弘、北見けんいち、木村知夫、黒田征太郎、五木田智央、斉藤あきら、しいやみつのり、しりあがり寿、高橋キンタロー、タケヤマノリヤ、田名網敬一、タナカカツキ、てらしまけいじ、中野裕介/パラモデル、野上眞宏、みうらじゅん、吉 勝太、Rieko Akatsuka ほか

「フジオプロ旧社屋をこわすのだ!!展『ねぇ、何しに来たの?』」
©Fujio Akatsuka

information

フジオプロ旧社屋をこわすのだ!!展「ねぇ、何しに来たの?」
会期:2022年9月29日(木)~10月30日(日)の木、金、土、日曜(祝日を含む)
休館日:月・火・水曜 ※10月10日(月・祝)は開催
会場:フジオプロ旧社屋(東京都新宿区中落合1-3-15)
入場方法:要予約・入替制(1日4回:11:00/ 13:00/ 15:00/ 17:00 ※19:00閉館)
※入場制限あり:各回20名(各回最長滞在時間:2時間)
※建物2階より靴を脱いでの観覧となるため、靴下着用でのご来場を推奨
入場料:500円(税込)
チケット購入方法:下記特設サイトにて日時指定券を販売
https://kowasunoda.com/

主催:フジオプロ
企画・制作:tadpole-lab / ゴーパッション

フジオプロTwitter
https://twitter.com/fujiopro

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