東京・乃木坂の国立新美術館にて、「DESIGN MUSEUM JAPAN展 集めてつなごう 日本のデザイン」が12月19日まで開催されている。
展示風景
本展は、NHKの「DESIGN MUSEUM JAPANプロジェクト」との連携企画。同局では、2020年1月にEテレの番組「デザインミュージアムをデザインする」の制作を開始し、各領域の第一線で活躍するクリエーターたちに「日本にはまだないデザインのミュージアムをもしあなたがつくるなら?」という課題を与えて、全国47都道府県にあるNHKの放送局のネットワークを駆使して、クリエーターたちが訪れた先の地域それぞれの生活文化についてリサーチを行った。〈デザイン〉というフィルターを通して、それぞれの地域で掘り起こされたのは、豊かなストーリーを持ちながらも世に知られていないモノやコト。これらを番組と特別展示などを通じてネットワーク化し、日本全体にひとつの「デザインミュージアム」を浮かび上がらせることを同プロジェクトでは試みている。
国立新美術館 展示風景(田根剛 「縄文のムラ」 1万年前の住空間にもデザインがあった)
本展では、北は岩手県から南は鹿児島県まで、13人のクリエーターがそれぞれ訪れた地域で見つけた〈デザインの宝物〉が一堂に会する。1万年前の縄文時代の暮らし方から、21世紀のプロダクトまで、日本人が作ってきたさまざまなモノやコトが、建築家の田根剛氏がデザインした”DESIGN MUSEUM BOX”に詰め込まれ、展示されている。国立新美術館とともに本展を主催するNHKが撮影したリサーチ映像や、NHKの過去の関連番組の一部もあわせて場内にて上映。
入場は無料。会期中、出展者らが登壇するトークイベントなども開催される(参加方法など詳細はこちら)。
13人のクリエーター:田根 剛 (建築家)、皆川 明 (デザイナー)、西沢立衛(建築家)、柴田文江(プロダクトデザイナー)、須藤玲子(テキスタイルデザイナー)、田川欣哉(デザインエンジニア)、乾 久美子(建築家)、水口哲也(エクスペリエンスアーキテクト)、三澤 遥(デザイナー)、辻川幸一郎[*](映像作家)、原 研哉(グラフィックデザイナー)、廣川玉枝(服飾デザイナー)、森永邦彦(ファッションデザイナー)
*.「辻川」の「辻」は点1のしんにょうが正
information
「DESIGN MUSEUM JAPAN展 集めてつなごう 日本のデザイン」
会期:2022年11月30日(水)~12月19日(月)
休館日:火曜
開館時間:10:00-18:00(金曜は20:00まで、入場は各日とも閉館30分前まで)
会場:国立新美術館 企画展示室1E(東京都港区六本木7-22-2)
観覧料:無料
主催:NHK、国立新美術館
協力:一般社団法人Design-DESIGN MUSEUM
問合せ先:050-5541-8600(ハローダイヤル)
展覧会詳細
https://www.nact.jp/exhibition_special/2022/dmj/
関連イベント詳細(NHKホームページ)
https://www.nhk.jp/p/ts/96355WRQ8G/blog/bl/pPY8m8aXd4/bp/pOaQVll2gO/
国立新美術館ホームページ
https://www.nact.jp/