オンライントークイベント「都市木造のいま、未来」腰原幹雄×安原 幹

コンフォルト2023年2月号が1月5日に発売されました。それを記念してオンライントークイベントを開催します。

同号に寄稿いただいた腰原幹雄さんの「都市から森に思いをはせる―大規模木造建築の変遷と森林資源の活用」の一節に以下があります。

「2000(平成12)年に『建築基準法』が改正されると、都市部でも木造建築が建てられるようになった。しかし、すぐに都市木造が実現できるようになったわけではない。法改正以前から中層大規模木造技術の技術開発が進められ、それに伴って法改正がなされたのである」

産学の働きかけが官を動かしたのです。 ただし、中大規模の建築となると使用する木材の使用量が増えるため、その供給システムが重要になります。木材を産出する森林をいかに保全し、循環できるかも大切な視点です。国は、2019年に「森林環境税及び森林環境譲与税に関する法律」を制定し、「森林環境税」及び「森林環境譲与税」を創設しています。また、国土交通省は「サステナブル建築物等先導事業(木造先導型)」への補助も進めています。「技術開発と普及の両輪が求められている」と腰原さんは言います。

今回は、「サステナブル建築物等先導事業(木造先導型)」に採択された、サッポロ不動産開発(https://www.sapporo-re.jp/)による「Sreed EBISU +t」(S造一部木造 9階建て)を会場に、この建物の建築設計を担ったSALHAUSの安原さんと、木構造に関してアドバイスをした腰原さんに、都市木造の現在、そして今後の展望について語っていただきます。

会場となる「Sreed EBISU +t」(竣工前)。このあとインターオフィスの家具が入りました。

登壇者プロフィール

腰原幹雄 Mikio Koshihara
1968年千葉県生まれ。東京大学大学院博士課程修了後、構造設計集団「SDG」などを経て、2012年から東京大学生産技術研究所教授。鉄骨造、鉄筋コンクリート造以外のあらゆる構造の研究を軸とする。team Timberizeやなかなか遺産など、大学の枠を超えた活動も行っている。

 

安原 幹 Motoki Yasuhara
1972年大阪府生まれ。96年東京大学工学部建築学科卒業、98年同大学院建築学専攻修士課程修了。98〜2007年山本理顕設計工場を経て、08年からSALHAUSを共同主宰。住宅から公共施設、商業空間まで、幅広く設計を手がける。18年から東京大学大学院工学系研究科准教授。

information

イベント名 コンフォルト2月号発売記念オンライントークイベント「都市木造のいま、未来」腰原幹雄×安原 幹
日時 2023年1月30日(月)19:00-20:30
会場 ライブ配信/YoutubeLive (CONFORTチャンネル
Sreed EBISU +tより生配信
主催 建築資料研究社/アイシオール『CONFORT』編集部
協力 サッポロ不動産開発

申込み https://cf189event20230130.peatix.com/

参加費用
①ライブ配信視聴券:無料
②ライブ配信視聴券+2月号特別価格購入券 :1,800円(送料・税込)
③ライブ配信視聴券+コンフォルトセット:8,000円(送料・税込)

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