スペインが誇る近代建築の巨匠、アントニ・ガウディ(1852-1926)。これまでさまざまな角度から語られてきたガウディと彼が遺した建築について、SDGsの視点から読み解くことを試みる企画展が、東京・六本木1丁目にある駐日スペイン大使館にて開催される(東京工芸大学 色の国際科学芸術研究センターとの共催)。
企画は、建築家の山村 健氏(東京工芸大学准教授)。2021年に東京工芸大学のカラボギャラリーにて開催された企画展「ガウディの色と形」では、アート・ディレクションを担当している。
会場では、水、風、大地の3つのキーワードから、カサ・ミラやグエル公園、サグラダ・ファミリアにおける、機能と意匠を兼ねたガウディのサステナブルなデザインについてスポットをあてる。
第1章「水のデザイン」「グエル公園の階段のトカゲ」の展示 所蔵:西武文理大学(学校法人 文理佐藤学園)
第2章「風のデザイン」
右の展示:カサ・バトリョの窓(40%縮小再現)©YKK AP Inc./ YKK AP企画・主催「未来をひらく窓―Gaudí Meets 3D Printing」(2021年10月15日~11月3日、東京ミッドタウン)のために制作(制作協力:YKK AP、カサ・バトリョ、東京工芸大学山村健研究室、早稲田大学石田航星研究室、前田建設工業ICI総合センター、PRODUCT DESIGN CENTER)
第3章「大地のデザイン」
会期中、山村氏による講演会「SDGsとガウディの形と色」や、「グエル公園の階段のトカゲ」などに見られる陶片モザイクタイルのワークショップ、ダンス・インスタレーションなどの関連プログラムも多彩に開催される(各回定員あり、要予約)。
information
「SDGsの先駆者 アントニ・ガウディ 形と色 ‐150年前からのヒント‐」展
会期:2022年3月10日(木)〜31日(木)
開場時間:10:00-17:00(金曜は16:00まで)
休館日:土・日曜
会場:駐日スペイン大使館(東京都港区六本木1-3-29)
料金:無料(予約不要)
空間デザイン:YSLA Architects(ナタリア・サンツ・ラヴィーニャ+山村 健)
グラフィックデザイン:松本健一(motomo)
会場施工:GARDE
イベントプログラム
ワークショップ「トレンカディス・コースター」
ガウディが用いた技法・トレンカディスを参考に、色彩タイルや石を割ってコースターを製作する。
定員:15名
開催日時:3月17日(木)13:00-15:00
講演会「SDGsとガウディの形と色」
講師:山村 准 ほか(コセンティーノ・ジャパン+カサ・バトリョ)
会場:大使館B1F講演室+オンライン
講演室定員:50名 / オンラインは視聴制限なし
開催日時:3月17日(木)18:00-19:00
申込受付:https://bit.ly/Gaudijp
ダンス・インスタレーション「サスティナブル・パッション」
出演:中弥智博、植田穂乃香(東京シティ・バレエ団)
PRコーディネーター:尾崎亜美
定員:40名
開催日時:3月31日(木)14:00-15:00
主催(共催):東京工芸大学 色の国際科学芸術研究センター、駐日スペイン大使館
企画:山村 健(東京工芸大学准教授)
特別協力:新東通信、共同ピーアール
出展協力:西武文理大学(学校法人文理佐藤学園)、早稲田大学建築学教室本庄アーカイブズ、YKK AP、(一社)ガウディ学研究所、東京工芸大学山村健研究室・久原泰雄研究室
協賛:コセンティーノ・ジャパン
後援:カサ・バトリョ、日本・カタルーニャ友好親善協会、日本建築学会関東支部
問合せ先:03-3505-8731(駐日スペイン大使館代表)
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