写真:二川幸夫《陸奥・岩代》 1950年代 ©Yukio Futagawa
東京・代々木のGA gallery(GAギャラリー)にて、二川幸夫「日本の民家 一九五五年展」が9月30日より開催されている。
建築写真家、建築専門出版社・A.D.A. EDITA Tokyo(エーディーエー・エディタ・トーキョー)の主宰者、建築批評家として、長年にわたり活動し、日本の建築業界に大きな足跡を残した二川幸夫氏(1932-2013)。二川氏の没後10年の節目に開催される本展では、2013年に東京と青森で開催された展覧会[*]を再構成、70点の写真作品が再び展示される。
[*] 本展で見ることができる写真作品は、建築評論家で建築史家、文筆家としても知られた伊藤ていじ氏(1922-2010)が寄稿し、写真を二川氏が担当して、1957年から59年にかけて美術出版社より発行された写真集『日本の民家』(全10巻)に収録されたもの。二川氏が日本各地をまわって撮影した民家の写真280点の中から、二川氏本人が2012年に選び出し、最新の印刷技術でデジタルプリント。その72点で構成された展覧会「二川幸夫・建築写真の原点 日本の民家一九五五年」が、2013年に東京・汐留のパナソニック汐留美術館と青森の青森県立美術館の2会場にて開催された(会場構成を建築家の藤本壮介が担当した)。
フライヤーの写真:二川幸夫《四国路》 1950年代 ©Yukio Futagawa
information
二川幸夫「日本の民家 一九五五年展」開催概要
会期:2023年9月30日(土)~12月24日(日)※会期中無休
開館時間:12:00-18:30
会場:GA gallery(東京都渋谷区千駄ケ谷3丁目12-14)
入場料:600円
※入場対象は中学生以上(極めて繊細な作品を展示しているため)
問合せ先:TEL.03-3403-1581(受付時間 12:00-18:00)
本展詳細 / GA gallery ホームページ
https://www.ga-ada.co.jp/english/ga_gallery/2023/2309-12/minka1955.html