「ショールーム・フィクション線のような家具と家具のような立体」展 | 雑誌｜コンフォルト

東京・紀尾井町のニューオータニガーデンコートの3Fにあるオカムラのショールームにて、企画展「OPEN FIELD（オープン・フィールド）」の第2回が開催中だ。
本展は、建築史家の五十嵐太郎氏がキュレーターを務め、参加者となる建築家とアーティストを選出。それぞれが作成する作品の魅力のみならず、コラボレーションによる相乗効果により、通常はショールームの受付と商品の展示場として使用している空間に、新たな創造の場を出現させる企画展の第二回。

「ショールーム・フィクション　線のような家具と家具のような立体」
会場写真提供：山田紗子建築設計事務所

「ショールーム・フィクション　線のような家具と家具のような立体」

今回の展示では、本展が初顔合わせとなる建築家の山田紗子氏と、アーティストの丸山のどか氏がコラボレーターとして参加している。山田氏は黒いスティール（鉄）を用いて空間に線を描いたような家具（会場で実際に座ることができる）を7つ制作。対して丸山氏は、一見すると家具のような立体（座ることも触れることもできない彫刻作品）を制作。両者の作品を絶妙に配置した会場構成により、2週間限定の”ショールーム・フィクション”がたちあらわれている。会期は9月20日まで、入場無料。

「ショールーム・フィクション　線のような家具と家具のような立体」