建物公開イベント「東京建築祭」

東京・千代田・中央区界隈に現存する歴史的建造物などを特別に見学できる建築公開イベント「東京建築祭」が、5月25日に開幕、5月26日までの2日間限定で開催される(一部で18日より先行開催、24日終了のイベントあり)。
「生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪(Open House Osaka)」(通称:イケフェス)や「京都モダン建築祭」などの立ち上げから参画してきた建築史家の倉方俊輔氏を長とする東京建築祭実行委員会が主催し、今回が初と開催となる。

東京建築祭 2024
「東京建築祭」クラウドファンディングに参加した支援へのリターン(特典)として5月11日に日本工業倶楽部会館にて行われた特別見学会の様子

メッセージ

ひとの思いに触れる
いつの時代にも建築は、まちがめざす豊かさを象徴する役割を担います。それぞれの時代の革新の記憶を受け継ぎ、新たな挑戦が層を成していく。そこには、つくるひと、使うひと、守り継ぐひとなど、さまざまな人の思いが込められています。東京の多彩な建築を体験し、そこに携わる人たちと出会い、思いに触れることで、建築との関係性がより親密なものになればと願っています。

まちの魅力を再発見する
建築を意識すると、いつも通り過ぎている風景が新鮮になります。暮らしに深みが増し、旅する目的が加わります。建築を楽しむことは、新たな視点でまちの魅力を再発見することにつながるのです。
建築を通して、東京と、もっと親しく。東京を、もっと楽しく。建築との関係が変わることが、まちを再解釈し、未来を考える契機につながります。

建築と、まちの未来を考える
東京は変わり続けています。強い意志で守り継ぐ建築がある一方、時代を経て姿を消すものがあり、新しい価値観を世に問う斬新な建築も生まれています。歴史的建築も現代建築も、まちの記憶を受け継ぎながら、人々とともに新たな未来をつくる生きた建築として、使われ、愛され続ける存在であってほしい。
建築を愛するまちには、まちの魅力を存分に体現する、新たな建築が生まれていくでしょう。私たちが暮らし、働き、訪れる東京というまちの風景が、そんな魅力に溢れたものになっていけばと考えています。

 

東京建築祭 2024

information

「東京建築祭」
会期:2024年5月25日(土)、26日(日)
注.5月18日(土)〜5月24日(金)に実施のプログラムあり
開催エリア:日本橋・京橋、丸の内・大手町・有楽町、銀座・築地、ほか
参加建築:公式ホームページ参照
見学料:原則無料(ガイドツアーなど有料)
※一部イベントは予約制(申込受付はすでに締切)
※混雑状況により入場制限を行う場合あり

プログラム

特別公開:築地本願寺、三井本館、堀ビル(goodoffice新橋)、日証館、岡田ビル、三越劇場、安井建築設計事務所 東京事務所、東京ステーションホテル、*明治生命館(丸の内 MY PLAZA)、*新東京ビルヂング、*国際ビルヂング、丸石ビルディング、カトリック築地教会、神田ポートビル、旧宮脇ビル(川崎ブランドデザインビルヂング)、SHUTL(中銀カプセルタワービル カプセル再活用)、**井筒屋、江戸屋

[*]印の会場は5月23日〜25日開催、[**]印の井筒屋は5月25日(13:00-15:00)のみ実施
※開場時間など詳細は東京建築祭ホームページを参照(パンフレットPDFデータで公開中)

ガイドツアー(注.完全予約制、受付終了):Ginza Sony Park(建設中)、日本工業倶楽部会館、三越日本橋本店、meet tree GINZA、帝国ホテル東京、日比谷公園、リクルート九段坂下KSビル、TOKYO TORCH(建設中)、髙島屋日本橋店、旧東京中央郵便局、明治生命館、教文館・聖書館ビル、帝国劇場、東京會舘、市政会館、JINS東京本社、銀座ライオンビル、GINZA KABUKIZA(銀座 歌舞伎座)、銀座高木ビル、パインヒルI、水天宮ほか

連携企画(開催期間は店舗により異なる)
・銀座 蔦屋書店「東京建築祭ブックフェア」
・丸善ジュンク堂書店「東京建築祭を楽しむ」ブックフェア ほか

見学サポート
無料巡回バス3系統:大手町・有楽町・丸の内「丸の内シャトル」、日本橋・京橋「メトロリンク日本橋」、同「メトロリンク日本橋Eライン」
https://tokyo.kenchikusai.jp/program/001053/

パートナー企業(主催者発表順):ジンズ ホールディングス、山下PMC、竹中工務店、三菱地所設計、梓設計、安井建築設計事務所、日建設計、隈研吾建築都市設計事務所、久米設計、日本設計、DE-SIGNグループ、Tokyo Localized、NTTファシリティーズ
協力:一般財団法人大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり協議会、一般社団法人中央区観光協会、一般社団法人東銀座エリアマネジメント、一般社団法人東京建築アクセスポイント、東京へリテージマネージャーの会、照明探偵団、マヌ都市建築研究所、フラットフィールドテクノロジーズ
助成:公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京 [芸術文化魅力創出助成]

実行委員長:倉方俊輔(大阪公立大学教授)
実行委員:伊藤香織(東京理科大学教授)、田所辰之助(日本大学教授)、山﨑鯛介(東京工業大学教授)、野村和宣(三菱地所設計 エグゼクティブフェロー、神奈川大学教授)、松岡孝治(公益財団法人東京観光財団)、宮沢 洋(ブンガネット代表)、以倉敬之(合同会社まいまい 代表)
監事:田中 慎(税理士法人田中経営会計事務所 税理士)
事務局:合同会社まいまい
主催:東京建築祭実行委員会

東京建築祭 ホームページ
https://tokyo.kenchikusai.jp/

東京建築祭 公式SNS
https://twitter.com/tokyokenchiku
https://www.instagram.com/tokyokenchikusai/
※5月25日-26日の問合せは公式LINEアカウントで対応

ハッシュタグ:#東京建築祭

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