銀座メゾンエルメス フォーラム「内藤礼 生まれておいで 生きておいで」

東京・銀座5丁目の銀座メゾンエルメス フォーラムにて、美術家の内藤礼(1961-)の展覧会「内藤礼 生まれておいで 生きておいで」が9月7日より開催されている。会期は来年1月13日まで。

本展は、上野の東京国立博物館(トーハク)にて開催中(会期は9月23日まで)の展覧会「内藤礼 生まれておいで 生きておいで」と円環関係にある(トーハク会期中の土曜・日曜・祝日には上野〜銀座間でシャトルバスを運行 ※詳細は銀座メゾンエルメスおよびトーハクのホームページを参照)。上野と銀座の2つの会場で展開される両展は、新作を含む絵画や立体作品によって繋がっている(内藤が2023年から2024年にかけて作家のアトリエで日々制作された絵画シリーズ〈color beginning/breath〉など)。銀座メゾンエルメスという、建築家のレンゾ・ピアノが手掛けたことで知られる建築空間での本展は、ガラスブロックを通じた自然光だけでなく、銀座の街からもたらされる人工の光や色彩までもが入り込み、歴史ある東京国立博物館での展示とは趣を異にした作品の展開となっている。

銀座メゾンエルメス フォーラム「内藤礼 生まれておいで 生きておいで」会場風景

「内藤礼 生まれておいで 生きておいで」2024年|銀座メゾンエルメス フォーラム展示風景 撮影:畠山直哉 / Courtesy of Fondation d’entreprise Hermès

銀座メゾンエルメス フォーラム「内藤礼 生まれておいで 生きておいで」会場風景
「内藤礼 生まれておいで 生きておいで」2024年|銀座メゾンエルメス フォーラム展示風景 撮影:畠山直哉 / Courtesy of Fondation d’entreprise Hermès

内藤礼(ないとう れい)プロフィール
1961年広島県生まれ、現在東京を拠点に活動。これまでの主な個展に「breath」(ミュンヘン州立版画素描館、2023年)、「うつしあう創造」(金沢21世紀美術館、2020年)、「明るい地上には あなたの姿が見える」(水戸芸術館現代美術ギャラリー、2018年)、「Two Lives」(テルアビブ美術館、2017年)、「信の感情」パリ日本文化会館(2017年)、「信の感情」東京都庭園美術館(2014年)、「すべて動物は、世界の内にちょうど水の中に水があるように存在している」(神奈川県立近代美術館 鎌倉、2009年)、「Being Called」(カルメル会修道院/フランクフルト近代美術館企画、1997年)、「地上にひとつの場所を」(第47回ヴェネチア・ビエンナーレ日本館、1997年)、「地上にひとつの場所を」(佐賀町エキジビット・スペース、東京、1991年)など。恒久展示作品に〈母型〉(豊島美術館、2010年)、〈このことを〉(家プロジェクト きんざ、ベネッセアートサイト直島、2001年)がある。主な受賞として、2019年第69回芸術選奨文部科学大臣賞(美術部門)、2018年第60回毎日芸術賞、2003年第一回アサヒビール芸術賞、1994年日本現代藝術奨励賞(インスタレーション部門)など。

銀座メゾンエルメス フォーラム「内藤礼 生まれておいで 生きておいで」会場風景
「内藤礼 生まれておいで 生きておいで」2024年|銀座メゾンエルメス フォーラム展示風景 撮影:畠山直哉 / Courtesy of Fondation d’entreprise Hermès

information

銀座メゾンエルメス フォーラム「内藤礼 生まれておいで 生きておいで」
会期:2024年9月7日(土)~2025年1月13日(月・祝)
開館時間:12:00-19:00(入場は18:30まで)
休館日:水曜、10月24日(木)
※開館日時は予告なしに変更される場合あり
会場:銀座メゾンエルメス フォーラム 8・9階(東京都中央区銀座5丁目4-1)
入場料:無料
主催:エルメス財団
特別協力:東京国立博物館
協力:タカ・イシイギャラリー

銀座メゾンエルメス フォーラム ホームページ
https://www.hermes.com/jp/ja/content/maison-ginza/forum/240907/

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