私たちの身近な印刷物の代表例であるパッケージには、使いやすさに配慮したユニバーサルデザインや、地球環境に優しい包装材の開発など、解決すべき課題に対しさまざまな努力がなされている。消費者には一見してわかりづらい創意工夫、現代のパッケージのデザインや機能などの進化について、日本における大規模なパッケージコンクールの主だった受賞作を通じて、わかりやすく提示。会期中、同館グーテンベルクルームにて関連トークショーも開催される(定員80名、聴講無料、要事前申し込み)。
トークショー「パッケージの「白」の表現」
日時:2018年10月14日(日) 15:00-16:30
モデレーター:加藤芳夫(クリエイティブディレクター)
石川竜太 (アートディレクター/デザイナー 株式会社フレーム 代表取締役)
児島薫 (デザインディレクター サントリーコミュニケーションズ株式会社)
東海林小百合 (アートディレクター、パッケージ/グラフィックデザイナー SAYURI STUDIO, INC.)
山崎茂 (クリエイティブディレクター 株式会社コーセー)
主な展示作品
第57回ジャパンパッケージングコンペティション 41点の受賞作品
主催:一般社団法人日本印刷産業連合会
市場で販売されている商品化されたコマーシャルパッケージの優秀性を競う商品包装コンペティション。
・2018日本パッケージングコンテスト(第40回)37点の受賞作品
主催:公益社団法人日本包装技術協会
材料、設計、技術、適正包装、環境対応、デザイン、輸送包装、ロジスティクス、販売促進、アイデアなどあらゆる機能から見て年間の優秀作品を選定するコンテスト。ジャパンスター賞12賞をはじめ、6つの包装技術賞、13の包装部門賞がある(本展では、印刷博物館ではこのうちのジャパンスター賞と包装技術賞の一部を紹介)。
・JPDAパッケージデザインインデックス2018〈特集:パッケージの「白」の表現〉 8点
主催:公益社団法人日本パッケージデザイン協会
『パッケージデザインインデックス2018』掲載作品の中から、現代の日本のパッケージデザインにおける「白」の表現をキーワードに幅広いタイプの作品を紹介。