角川武蔵野ミュージアム竣工記念展「隈研吾/大地とつながるアート空間の誕生 − 石と木の超建築」

埼玉・東所沢市に2020年8月1日にプレオープンした《角川武蔵野ミュージアム》は、図書、美術、博物の複合施設として現代における新たなミュージアム像を提案する施設を目指す。同ミュージアムの竣工記念として、デザイン監修を担当した隈研吾の展覧会が10月15日まで開催される。

《角川武蔵野ミュージアム》外観 撮影:新津保建秀
角川武蔵野ミュージアム竣工記念展 会場入口

展覧会場の入口には、《角川武蔵野ミュージアム》は「私の代表作になるだろう」という隈氏のコメントが掲げられている。表面を石で覆われた《角川武蔵野ミュージアム》が、どのようなコンセプトのもと、周囲の環境とあわせてどのように設計され建てられたのか、実際に使用されている石材のサンプルなどともに紐解いていくほか、昨年都内に竣工した《国立競技場》、これまでに隈氏が設計した《石の美術館》、《CLT HARUMI PARK》、また海外の事例のひとつ《V&A ダンディー》などの模型や資料なども展示され、人間にとって最も身近で、かつ素材として最も対照的な自然材である「石」と「木」を用いた作品を中心に、隈建築の魅力を伝える。写真家の新津保建秀氏の撮り下ろしによる、都内23カ所にある隈研吾建築のロールプロジェクションも見応えあり。
関連イベントとして、9月5日(土)の午後、ところざわサクラタウン内のホールにて、同館館長を務める松岡正剛氏と隈氏による竣工記念対談『角川武蔵野ミュージアム「石の超建築」を読み解く2つの対話』も開催される(申し込み方法など詳細はホームページ参照)。

《角川武蔵野ミュージアム》館内 「本棚劇場」(配架前)

Information

角川武蔵野ミュージアム竣工記念展
隈研吾/大地とつながるアート空間の誕生 − 石と木の超建築

会期:2020年8月1日(土)〜10月15日(木)(詳細は展覧会特設サイトを参照)
開館時間:10:00-18:00(金・土は10:00-21:00、入館は閉館30分前まで)
休館日:火曜
会場:角川武蔵野ミュージアム グランドギャラリー(埼玉県所沢市東所沢和田3-31-3 ところざわサクラタウン内)
入場料:大人(大学生以上)1,600円、中高生1,000円、小学生700円、未就学児無料
完全事前予約制

関連イベント

角川武蔵野ミュージアム竣工記念対談|隈研吾×松岡正剛「石の超建築」を読み解く2つの対話
開催日:2020年9月5日(土)
スケジュール:
第一部「ミュージアムと建築」14:00-15:30(開場13:30)
第二部「方法とデザイン」=16:30-18:00(開場16:00)
会場:ジャパンパビリオン ホールB (埼玉県所沢市東所沢和田3-31-3 ところざわサクラタウン内)
入場料:各回2,000円(全席自由)
定員:各回90名
申込方法:角川武蔵野ミュージアム公式ウェブサイトの「チケット購入」ページよりチケットをご予約・購入ください

角川武蔵野ミュージアム公式ホームページ https://kadcul.com/

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