近江八幡の和菓子の「たねや」そしてバームクーヘンで有名な「クラブハリエ」。そのメインショップである「草屋根」が今年1月にオープンしました。設計は藤森照信さんとアキムラ フライング・シーの中谷弘志さん。9月5日発売のコンフォルト146号では、特別企画として、その「草屋根」をご紹介する予定です。
背景の八幡山からつづく丘のような草屋根には、8つのピークに木が植えられています。内装には、お菓子の素材としても大切な栗をふんだんに使い、オリジナルの家具も栗材です。それぞれの栗の木は、藤森先生とオーナー、設計・施工担当者も一緒に長野の山にはいって、1本ずつ選んだものだそう。この建築を「始原のイメージ」と藤森さんが言う理由はなんなのでしょう。ぜひ、本誌をお楽しみに。
敷地内では現在、本社社屋「銅屋根」が工事中。そのほかにも、カステラショップやチョコレートショップ、お蕎麦屋さんなどが、少しずつ森をつくっていくようです。すでに全国からのたくさんのお客さんがいらしてました。また1年後くらいに訪れてみたいところです。もちろんできたてのバームクーヘンや生どら焼きの魅力もかなり強力ですよー。(編集・豊永)