F・バシェ生誕100年、日本万国博覧会から50年
音と造形のレゾナンス-バシェ音響彫刻と岡本太郎の共振

《高木フォーン》 大阪府蔵 撮影:守屋友樹

芸術がすべての人と共有するものであるという理念を貫き、《太陽の塔》をはじめとする多くのパブリック作品を制作した岡本太郎(1911-1996)。彼と同じく、誰でも自由に演奏することのできる楽器でありオブジェでもある、「音響彫刻」という新しいスタイルを生み出したのが、フランソワ・バシェ(1920-2013)とベルナール・バシェ(1917-2015)、兄弟の芸術家である。
バシェ兄弟が作り上げた「音響彫刻」の造形美と音響は、世界的な評価を得て、パリ装飾芸術美術館や、ニューヨーク近代美術館(Museum of Modern Art / MOMA)など、世界各地の美術館で展示された。1970年に大阪で日本万国博覧会(以降、万博)が開催された際には、鉄鋼館のディレクターを務めた作曲家の武満徹が、フランソワ・バシェを招聘して、鉄鋼館に作品を展示した。芸術に対する心情を同じくする、岡本太郎の《太陽の塔》とバシェ兄弟の「音響彫刻」は、偶然にも万博会場を舞台に隣り合わせとなって、多くの人々を魅了した。万博終了後、「音響彫刻」は鉄鋼館に保管されていたが、このほど、大阪府(当時・万博記念機構)、東京藝術大学、京都市立芸術大学が中心となり、当時と変わらぬ美しい造形美と音響を取り戻した。
本展では、バシェの「音響彫刻」5点を一堂に集め、岡本太郎の作品のためにつくられた芸術空間で、50年ぶりの共演を果たす。

《勝原フォーン》大阪府、東京藝術大学蔵


スケジュールの変更について
本展は4月25日から7月12日までの会期で開催される予定だったが、新型コロナウイルス感染症の予防および感染拡大の観点から、会場が臨時休館に入り、スケジュールが変更となっている。最新の開館状況については、美術館ホームページを参照のこと。

 

注.会期はスケジュール変更前のもの

Information

タイトル F・バシェ生誕100年、日本万国博覧会から50年
音と造形のレゾナンス-バシェ音響彫刻と岡本太郎の共振
日時 2020年6月2日(火)〜7月12日(日)9:30-17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜
会場 川崎市岡本太郎美術館(神奈川県川崎市多摩区枡形7-1-5 生田緑地内)
料金 会場ホームページ 観覧料金案内欄 参照
電話番号 044-900-9898
会場ホームページ https://www.taromuseum.jp

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