本展は、旧朝香宮邸（現・東京都庭園美術館本館）の魅力を紹介する、年に一度の建物公開展。建物の歴史や室内のディティール、建設に関わった人びと、修復内容など、毎年異なるテーマを設けて開催されており、今回は朝香宮邸が生まれた時代と都市、1930年代の東京に焦点をあてる。
1930年代の東京は、1923年に発生した関東大震災によって、江戸・明治の面影を失い、国をあげての「帝都復興」に取り組んでいた。ガラスと鉄筋コンクリートの近代的な建築が立ち並び、地下鉄が走り、モダンな衣服に身を包んだモガ・モボたちが銀座の街を闊歩した。現代に通じるモダンなライフスタイルの萌芽はこの時期に生まれたと言える。それは、日本が本格的な戦争に突入するまでの一時期に咲いた、文化の花であった。
「建築をみる2020 東京モダン生活 東京都コレクションにみる1930年代」と題した本展では、本館は朝香宮邸当時の邸宅空間を再現し、新館ギャラリーでは東京都が所有する、1930年代に制作された絵画や家具、当時の様子を伝える写真や雑誌、当時流行していた衣服などの貴重な資料が展示される。これらを通して、朝香宮邸が生まれた時代の空気を伝え、モダン都市・東京のありようを描き出すことを試みる。
■読者プレゼント■
この展覧会のペアチケットを5組・計10名様にプレゼントいたします。
住所、氏名、年齢、『コンフォルト』の感想を明記の上、下記メールアドレスまでお申込みください。
info@confortmag.net
＊タイトルに必ず「東京都庭園美術館 東京モダン生活展 チケットプレゼント」と明記してください。
応募の締切は2020年7月13日（月）※応募多数の場合は抽選
ご応募をお待ちしております。
Information
| タイトル | 建築をみる2020 東京モダン生活（ライフ） 東京都コレクションにみる1930年代 |
|---|---|
| 日時 | 2020年6月1日（月）〜 9月27日（日）開館時間 10:00–18:00（入館は閉館30分前まで） 休館日：第2・第4水曜（6月10日、6月24日、7月8日、7月22日、8月12日、8月26日、9月9日、9月23日） |
| 会場 | 東京都庭園美術館（本館＋新館） 東京都港区白金台5-21-9 |
| 料金 | 一般 900円、大学生（専修・各種専門学校含む）720円、中学生・高校生 450円、65歳以上 450円 ＊小学生以下および都内在住在学の中学生は無料 ＊身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳･精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方とその介護者2名は無料 ＊第3水曜日（シルバーデー）は65歳以上の方は無料 ＊但し、シルバーデーは当面のあいだ中止 |
| 電話番号 | 050-5541-8600（ハローダイヤル） |
| 会場URL | https://www.teien-art-museum.ne.jp |
| 展覧会詳細 | https://www.teien-art-museum.ne.jp/exhibition/200418-0623_UrbanLifeinModernTokyo.html |
| 来館時の注意 | https://www.teien-art-museum.ne.jp/news/#news-1662 |
