日本のデザインの発展と質的水準の向上を図る組織として、亀倉雄策、原弘、山城隆一、永井一正、梶 祐輔らのクリエイターにより、1959年に創業したデザインプロダクションで、現在は原 研哉氏が代表取締役社長を務める、株式会社日本デザインセンターが、今年9月から2021年3月にかけて、4つの展覧会を中心に構成される「VISUALIZE 60(ヴィジュアライズ 60)」を開催する。
創立60年を経た日本デザインセンターの実践と構想の一端である60のプロジェクトを通して、メディア変革時代におけるデザインの役割について、本質を可視化する「VISUALIZE」という視座から問い直し、その考え方を広く社会と共有することを目指す。2020年9月7日(月)に、「VISUALIZE」に関する情報を逐次発信する公式ウェブサイトをオープン。関連書籍『VISUALIZE 60』が、2020年11月10日に刊行する予定。
「VISUALIZE(ヴィジュアライズ)」の幕開けを告げる本展は、「なるほど、そうだったのか」「もしかしたら、こうだったりして」をカタチにした6つのプロジェクト(無印良品 企業広告 気持ちいいのはなぜだろう。/ Osaka Metro / TAKAO 599 MUSEUM / AI図鑑アプリ“LINNÉ LENS”/ テキストエディタ“stone” / 山のアプリの構想“MOUNTONE”)を通じて、VISUALIZEというデザインの捉え方にまずは触れてもらう場となり、プロジェクトの本質へと導く「トビラ絵」が、来場者のVISUALIZE体験をナビゲートする。
関連イベントとして、原 研哉、色部義昭、大黒大悟、三澤遥による、VISUALIZEをめぐる対話をオンラインでライブ配信するイベント(計2回)を予定。詳細は決まり次第、「VISUALIZE 60」公式ウェブサイトおよびSNSにて発表される。
information
第767回デザインギャラリー1953企画展「VISUALIZE なるほど / だったりしてのデザイン」
会期:2020年9月16日(水)〜10月12日(月)
開場時間:10:00-20:00(最終日17:00閉場)※一部開場時間が変更になる日あり
会場:松屋銀座 7階 デザインギャラリー1953(東京都中央区銀座3丁目6-1)
入場無料
主催:日本デザインコミッティー
「VISUALIZE」公式ウェブサイト https://visualize60.ndc.co.jp