「M meets M 村野藤吾展 槇 文彦展」

神奈川県横浜市中区のJR関内駅前では、旧市庁舎街区を含めた大規模再開発が進行中で、村野藤吾(1891-1984)が設計した庁舎はすでに役目を終え、建物の一部をホテルとして保存・再生されることが、横浜市の発表などで明らかになっている。新しい庁舎は、プロポーザルに勝利した槇 文彦(1928-)の事務所が設計し、関内駅前から中区の北仲通南地区へ移転して、今年6月29日より全面供用を開始している。

旧横浜市庁舎(1959)市会棟側外観 撮影:市川靖史

 

横浜市庁舎 外観

 

新旧のリレーが展開された2020年というこの機を捉えて、村野と槇がこれまでに手がけた作品の数々をそれぞれ紹介する2つの展覧会が、会期を同じくして横浜市内の2つの会場で開催される。
村野藤吾展の会場は「旧帝蚕倉庫」の1階をギャラリーに改修した[BankART KAIKO(バンカートカイコ)]、槇 文彦展は「旧第一銀行」を活用したアートスペース[BankART Temporary(バンカートテンポラリー)]。港町・横浜に数ある歴史的建造物をそれぞれコンバージョンしたアートスペースの空間で、村野藤吾と槇 文彦という、日本を代表する二人の建築家が「出会う」。

information

「M meets M 村野藤吾展 槇 文彦展」
会期:2020年10月30日(金)〜12月27日(日)
時間:11:00-19:00(12月27日最終日は17:00まで)
休館日:月曜(11月8日(日)は設備点検のため臨時休館)
会場:以下の2会場にて
村野藤吾展:BankART KAIKO(神奈川県横浜市中区北仲通5-57-2 1階)
槇文彦展=BankART Temporary(神奈川県横浜市中区本町6-50-1)
観覧料(共通チケット):一般 1,600円、大学生・専門学校生・横浜市民または在住者(要証明)1,000円、高校生、65才以上(要証明)600円、障がい者手帖お持ちの方(+付添1名)・中学生以下 無料
※本人に限り、会期中、何度でも入場可能
問合せ先:展覧会開催連絡協議会(BankART1929)TEL.045-663-2812

※相互チケット割引(チケット提示で入場料100円割引)
建築家 浦辺鎮太郎の仕事 横浜展 「都市デザインへの挑戦」
会期:2020年11月14日[土]~12月13日[日]
会場:横浜赤レンガ倉庫1号館 2Fスペース
開館時間:10:00-18:30(入館は18:00まで)

主催:村野藤吾建築展実行委員会(JIA神奈川、神奈川県建築士会、日本建築学会関東支部神奈川支所、曽我部昌史、松隈 洋、鈴木伸治)、槇文彦建築展実行委員会(朝倉健吾、北川フラム、陣内秀信、五十嵐太郎、鈴木伸治)
共催:横浜市文化観光局
後援:横浜市建築局、横浜市都市整備局

「M meets M 村野藤吾展 槇 文彦展」特設サイト
http://bankart1929.com/MmeetsM/

Related Posts

Begin typing your search term above and press enter to search. Press ESC to cancel.

Back To Top