黒川紀章(1934-2007)の設計で知られる《広島市現代美術館》。1989年に全国初の公立現代美術館としてオープンし、建設から31年がたった今年、12月28日より休館し、初めての長期改修工事に入る(リニューアルオープンは2023年3月を予定)。
これに伴い、休館前の1カ月に限り、美術館が無料開放されるオープン・プログラムを実施。「ヒロシマ」をテーマにしたコレクションを展示するほか、何も作品を置かない「空っぽの展示室」といった、美術館スタッフ以外は目にすることのない美術館の姿も披露される。
オープンプログラム期間中は、撮影証を付けて館内を撮影できる「たてものを撮ろう、たてものと撮ろう!」や、受付で配布している専用の「フロッタージュ・キット」を使って、改修前の壁や床、柱などを用紙に写し取り、それが約2年後にリニューアル・オープンを知らせる「カード」になって自宅に届く「たてものフロッタージュ大作戦 また会う日まで編」なども各種開催。休館直前の12月26日(土)と27日(日)は、美術館のコレクションからダンスやパフォーマンスに関連した映像の上映や、アーティストによるライブ・ペインティングなども開催される。イベントの最新情報は現代美術館ホームページを参照のこと。
information
オープン・プログラム|ゲンビ・休館前イベント「また会う日まで」
会期:2020年12月1日(火)~27日(日)11日(金)
※新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、12日(土)より臨時休館、そのまま長期休館に入る(12月13日発表)
開館時間:10:00-17:00
休館日:月曜
会場:広島市現代美術館(広島県広島市南区比治山公園1-1)
入館無料(全館無料開放)
美術館公式ホームページ www.hiroshima-moca.jp