佐藤可士和展

日本を代表するクリエイティブディレクター、佐藤可士和(1965-)の過去最大規模となる個展。
佐藤は、1990年代に広告代理店の博報堂でアートディレクターとして斬新な広告プロジェクトを次々と手がけてのち、2000年に独立。以降も、企業、幼稚園、病院、ミュージアム、エンターテインメント界、ファッション界、地域産業といった多種多様な分野で、革新的なVI・CI計画やブランド戦略を手がけ、内外からの注目を集めてきた。
本展では、佐藤自身がキュレーション。会場構成も担当した展示空間のなかで、約30年にわたる活動の軌跡を多角的に紹介する。長年にわたり、楽天のチーフクリエイティブディレクターを務めてきた佐藤が、楽天のテクノロジーをテーマとして構想したインタラクティブデジタルインスタレーション「UNLIMITED SPACE」の展示も見どころの1つ。

佐藤可士和展

グローバル旗艦店 「ユニクロ ソーホー ニューヨーク店」
屋外広告(工事中店舗の仮囲い)2006年

佐藤可士和展 / 「ふじようちえん」リニューアルプロジェクト トータルプロデュース 2007年

「ふじようちえん」リニューアルプロジェクト トータルプロデュース 2007年

本展のキービジュアルにもなっている作品「LINES」は、佐藤自身の「アイコン」ともいうべき2つのアートワークシリーズのうちの1つ。クリアな赤・青・白の直線で構成される「LINES」は、無限に組み替えられ、油彩画、陶板、映像など、ありとあらゆるメディアに展開される可能性を秘めており、デザインが及ぶ領域を絶えず拡張し、既存のさまざまな枠組みを塗り替えてきた佐藤の活動そのもののアイコンといえる。本展では、それらを新作として展開。ムービー、有田焼の陶板作品と組皿、さらに初公開となるステンレススチールを用いた大型作品も展示される。

なお、本展の関連イベントについては、詳細が決まり次第、展覧会公式ウェブサイトなどで発表される。

佐藤可士和展

information

「佐藤可士和展」
会期:2021年2月3日(水)〜4月24日(土)5月10日(月)
開館時間:10:00-18:00(入場は閉館30分前まで)
※新型コロナウイルス感染症拡大に伴う政府からの要請を受け、4月25日から会場の国立新美術館が臨時休館に入るのに伴い、会期途中で閉幕
※新型コロナウイルス感染症拡大防止対策などに伴い、開館時間などが変更になる場合あり
※最新の情報、入館規制については、会場または展覧会公式ウェブサイトを参照してください

休館日:毎週火曜(但し、2月23日[火・祝]、5月4日[火・祝]は開館、2月24日[水]は休館)
会場:国立新美術館 企画展示室1E(東京都港区六本木7-22-2)
問い合わせ先:03-5777-8600(ハローダイヤル)
主催:国立新美術館、SAMURAI、TBSグロウディア、BS-TBS、朝日新聞社、TBSラジオ、TBS
国立新美術館 公式ウェブサイト
https://www.nact.jp/
「佐藤可士和展」ウェブサイト
https://kashiwasato2020.com/

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