1890年代後半から1930年代まで、主に輸出用として制作された和洋折衷の家具「横浜彫刻家具（横浜ファーニチャー）」。寺社建築などに施される精巧な彫刻「宮彫り」に見られるような、龍や松竹梅、鳳凰などの東洋的意匠を、椅子やテーブル、箪笥などにあしらっている、独特のデザインが大きな特徴。
横浜の山手エリアに住んでいた日本人一家が使用していた揃いの家具あわせて4点が、先ごろ横浜市に寄贈された。このほど修復を終え、横浜市歴史博物館の常設展示室に期間限定で公開されている。
修復を手がけたのは、横浜マイスターに認定されている家具職人の内田勝人氏（蓮華草元町工房代表）。揃いの横浜彫刻家具を見ることができる、貴重な機会となっている。
新型コロナウイルス感染症拡大状況により、当初のスケジュールが変更となる場合があります。
最新の開館状況や入場規定は、会場ホームページを確認してください。
information
ミニ展示「横浜彫刻家具～Yokohama furniture～」
展示期間：2021年3月16日（火）～9月30日（木）＊会期は延長する場合あり
会場：横浜市歴史博物館常設展示室
開場時間：9:00-16:30（入館・チケット販売は16:00まで）
観覧料：常設展示室チケットが必要 / 一般 400円、高校生・大学生 200円、小学生・中学生 100円、横浜市内在住65歳以上 100円
会場ホームページ
https://www.rekihaku.city.yokohama.jp/
ミニ展示紹介
https://www.rekihaku.city.yokohama.jp/koudou/see/event/eventlist/season/yokohamafurniture
