「Fuji Stool designed by Terunobu Fujimori for the Storkhouse」

東京・代々木上原にある、約築60年の民家を改装して誕生したオルタナティヴスペース「などや代々木上原」にて、建築家・藤森照信氏がデザインしたスツール「Fuji Stool」のファーストエディションを展示、限定数99点を上限に、会場にて先行予約を受け付ける展覧会が、11月14日まで開催される。

藤森照信「Fuji Stool」
Photo by Yukikazu Ito(3点とも)

今回、販売される「Fuji Stool」のプロトタイプは、オーストリアの人口900人の小さな村・ライディング村で2011年に実施された「Raiding Project(ライディング プロジェクト[*1])]」にて、藤森氏が設計した建築《鸛庵(こうのとりあん)》の空間にあわせてデザインされたもの。
「Fuji Stool」は、地元産のオーストリアンオークを使い、地元の木工職人によってひとつひとつ製作され、日常的な家具でありながら、彫刻作品的な佇まいと、自然とのつながりがダイレクトに感じられる仕上がりとなった。

藤森照信「Fuji Stool」
Photo by Yukikazu Ito

このたび、日本国内向けのファーストエディションとして、国産のクリとケヤキ材を使い、三重県多気郡大台町の家具職人、谷藤重美氏が「Fuji Stool」を製作。99点限定、エディションナンバー入りで販売される[*2]。本展終了後は、インターネット上での販売を予定している[*3]
実際に「Fuji Stool」に見て、触れて、座ることもできる本展会場では、華道家の上野雄次氏が、「などや代々木上原」の庭と内部空間を使って「Fuji Stool」の世界観を表現した空間演出を行う。
藤森照信《鸛庵(こうのとりあん)》
Photo by Roland Hagenberg(2点とも)

*1.ライディング プロジェクト:東京を拠点に活動する作家・写真家のローランド・ハーゲンバーグ(Roland Hagenberg)氏発案のもと、日本を代表する10組の建築家(藤森照信のほか、原 広司、伊東豊雄、隈 研吾、青木 淳、妹島和世+西沢立衛、山下保博、マーク・ダイサム+アストリッド・クライン、手塚貴晴+手塚由比、藤本壮介)が参加し、ライディング村のために、小型で、未来的で、多機能的な建築を提案したプロジェクト。
*2.販売価格:165,000円(税込・送料無料)、受注から発送まで1〜3カ月を要する見込み
*3.先行予約が限定数99点に達した場合は「Three Travelers」サイトでの販売なし(問合せ先:Three Travelers)

information

Fuji Stool
designed by Terunobu Fujimori for the Storkhouse

会場:などや代々木上原(東京都渋谷区西原3-19-3)
会期:2021年10月8日(金)〜11月14日(日)
開廊日:金・土・日曜、祝日
休廊日:平日の月曜〜木曜
営業時間:11:00-18:00
※新型肺炎ウイルス感染症拡大防止のため、混雑時は入場制限を行う場合あり

プロデューサー:Three Travelers / ローランド・ハーゲンバーグ、マイケル・キフル
プロデュース:遠藤 豊(LUFTZUG) 岡村俊輔
空間演出:上野雄次
グラフィックデザイン:林 琢真
サウンドデザイン:若狭真司
展示ディレクション:北古賀曜子
スツール制作:谷藤重美
協力:武田製材有限会社
主催:などや nanzo Inc. Three Travelers

展覧会詳細
https://www.3trvlrs.com/

「などや」公式ホームページ
nadoya.jp
SNS
https://www.facebook.com/nadoya.jp
https://www.instagram.com/nadoya.jp
YouTube
https://www.youtube.com/channel/UCi5Mv6oUSX6UJL_ww_o6_Tg

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