【読者プレゼント】企画展示「柚木沙弥郎 life・LIFE」

1922年生まれのアーティストで、現役の染色家でもある柚木沙弥郎(ゆのき さみろう)氏の大規模展。
70年を超える創作活動は、型染めで布に模様を大胆に染めた染色作品をはじめ、版画や絵画、立体、絵本など、多岐にわたり、99歳となった今も続いている。近年では、IDÉEや京都のエースホテル(ACE HOTEL)とのコラボレーションなども注目を集めた。

柚木沙弥郎(ゆのき さみろう)近影
柚⽊沙弥郎氏近影 撮影:⽊寺紀雄

PLAY! MUSEUMで開催される本展は、「life・LIFE」、すなわち「くらし」と「人生」をテーマに掲げている。
1990年代から手掛けている、福音館書店刊行の『つきよのおんがくかい』『そしたら そしたら』などの絵本作品の原画約80点を展示するほか、ユーモラスな約20点の人形たちの展示も見逃せない。自身の絵本『トコとグーグーとキキ』(2004年、福音館書店)に登場する町の人々を立体的に表現したもので、氏が創作を思い立った際に、手近にあった布や紙粘土などを用いて一気につくり上げた40数点のうち、現在日本にある約20点が披露される。

企画展示「柚木沙弥郎 life・LIFE」
《町の⼈々》 2004年 世⽥⾕美術館蔵 撮影:上野則宏

約50点の色とりどりの大きな布が織りなす、ダイナミックな空間展示も大きなみどころ。1950年から70年代ごろに多数制作された、注染という染色技法でつくられた作品や、抽象画のような大胆な模様が印象的な近年の作品まで、年代も内容も幅広く、柚木氏のこれまでの創作活動を具現化したようなインスタレーションとなっている。

企画展示「柚木沙弥郎 life・LIFE」
《まゆ⽟のうた》 2013年 岩⼿県⽴美術館蔵 撮影:⽊寺紀雄

柚木氏の作品を見て、見つめて、ワクワクする場として構成された本展は、「くらし」と「人生」を全身で感じ、謳歌することで、日々のくらしを豊かに彩ることへの気づきをもたらすとともに、コロナ禍に見舞われた生活を送る中で、人々がそれぞれの人生をいかに大切に生きるかを問い直す機会を来場者にもたらすだろう。

企画展示「柚木沙弥郎 life・LIFE」
PLAY! PARK「柚⽊沙弥郎 life・LIFE」関連ワークショップ 「する・刷る」

information

企画展示「柚木沙弥郎 life・LIFE」
会期:2021年11月20日(土)〜2022年1月30日(日)
会場:PLAY! MUSEUM(東京都立川市緑町3-1 GREEN SPRINGS W3)
営業時間:10:00-18:00(平日は17:00まで。入場は各日とも閉館30分前まで)
休館日:12月31日(金)、1月1日(土)、2日(日)
入場料:一般 1,500円 、大学生 1,000円、高校生 800円、中・小学生 500円 ※未就学児無料

展覧会詳細
https://play2020.jp/article/yunokisamiro/

企画展示「柚木沙弥郎 life・LIFE」
「柚⽊沙弥郎 life・LIFE」展覧会ビジュアル

※同時開催「ぐりとぐら しあわせの本」展
※柚木沙弥郎展開催期間中のMUSEUMチケットに関する注意事項
企画展示「柚木沙弥郎 life・LIFE」の開催期間中、当日券で入場可
休日および混雑が予想される日は、事前決済の前売券(日付指定のみ、オンラインチケット)の購入を推奨
注.前売券は優先入場ではありません
注.前売券の対象時間は前月21日10:00から当日の17:00まで
会場では新型コロナウイルス感染症対策を実施

読者プレゼント

この展覧会のペアチケットを抽選で5組10名様にプレゼントします。
メールタイトルに必ず、「PLAY! MUSEUM 柚木沙弥郎展 チケットプレゼント」と明記し、送付先の住所・郵便番号・氏名、年齢と、『コンフォルト』の感想もお書き添えのうえ、下記メールアドレスまで([@]→@に変えて)お申し込みください。
info[@]confortmag.net
応募締切:2021年12月15日(水)
ご応募をお待ちしております。

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