NUNO作品集『NUNO – Visionary Japanese Textiles』刊行記念「nuno nuno」展＆オンライントーク | 雑誌｜コンフォルト

1984年の創業時より、さまざまな布づくりを行ってきた、テキスタイルデザインスタジオ・NUNO。世界的にも注目を集める革新的な布づくりのみならず、その活動範囲は多岐におよび、メーカーとのリサイクルシステムづくりや、生分解原料の研究などにも携わってきた。
テキスタイルデザイナーの須藤玲⼦氏が率いるNUNOが、これまでに手がけてきた布づくりの全貌を紹介する、初の大型作品集『Reiko Sudo｜NUNO – Visionary Japanese Textiles』が、イギリスのテームズ＆ハドソンより今月刊行された。

作品集『Reiko Sudo｜NUNO - Visionary Japanese Textiles』
作品集『Reiko Sudo｜NUNO – Visionary Japanese Textiles』表紙と中面

作品集に収録されたテキスタイルは320種。約3年にわたって約3200点ものカットを撮り下ろしたのは、写真家の林雅之氏。糸が織りなす、まるで生きているかのような布（NUNO）の世界を見事に浮かび上がらせている。

『NUNO - Visionary Japanese Textiles』刊行記念「nuno nuno」展
左：《Origami Pleats》1997 / 右上：《Fluffy Hair》1989 / 右下：《Trap Circle》2015　Photo Masayuki Hayashi

刊行を記念して、NUNOが店舗を構える、東京・六本木のAXISビル内にあるAXISギャラリーにて、企画展「nuno nuno」が開催される。会期中、AXISビル2Fのビブリオファイルにて、作品集の販売も行われる（税込販売価格：7,600円）。

刊行記念展では、独自のアプローチでデザインの領域を広げる、林登志也氏と安藤北斗氏によるコンテンポラリーデザインスタジオ・we＋（ウィープラス）と、須藤氏が初のコラボレーション。さらに、作品集に収録された林氏の写真作品とあわせて、NUNOのテキスタイルに新たな表情を与える展示をインスタレーションとして展開。さまざまな素材や表現技法が私達に呼び起こす身体感覚や感情に注目して、「FUWA FUWA（ふわふわ）」「KIRA KIRA（キラキラ）」「ZAWA ZAWA（ザワザワ）」など、作品集の切り口としても登場する8つのオノマトペを手がかりに、NUNOのテキスタイルを紐解く。

『NUNO - Visionary Japanese Textiles』刊行記念「nuno nuno」展
we+による「nuno nuno」展会場デザイン（イメージ）

本展に先だち、11月30日の19時より、設営中の会場から、オンライントークをライブ配信する（会場での聴講はなし）。AXISギャラリーおよびウェブマガジン『AXIS』を運営しているAXIS（アクシス）が企画・主催する、連続セミナー・AXIS Forum「原点回帰」vol.06に、須藤氏が登壇するもので、時代が求めるテキスタイルのありかたや、メイドインジャパンへのこだわり、今後のNUNOおよび須藤氏の活動の展望などについて、さらには、唯一無二のテキスタイルを生み出す原動力と、その原点についても話を聞く（視聴無料、要申し込み）。
12月4日には会場からインスタライブも配信される（視聴無料、申し込み不要）。

須藤玲子氏近影　Photo Masayuki Hayashi

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NUNO作品集『NUNO – Visionary Japanese Textiles』刊行記念「nuno nuno」展
会期：2021年12月1日（水）～ 12月12日（日）※会期中無休
開場時間：11:00-19:00
会場：AXISギャラリー（東京都港区六本木5-17-1 AXISビル4F ）
入場料：無料
主催・企画：株式会社布
写真：林雅之
展示デザイン：we＋
協力：AXISギャラリー / HAKUTEN / 株式会社ショウエイ
問合わせ先：NUNO（TEL：03-3582-7997）

NUNO作品集『NUNO – Visionary Japanese Textiles』刊行記念「nuno nuno」展＆オンライントーク

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