東京・六本木の21_21 DESIGN SIGHTにて、6月13日より、現代美術作家のクリストとジャンヌ=クロードの活動の根源と創造の大きな力に焦点をあてた展覧会が開催される(展覧会ディレクター:パスカル・ルラン)。
このプレイベントとして、5月11日にZoomを使ってオンライントークイベントが配信される。話し手は、ライターの柳 正彦氏と青野尚子氏。両氏は、過去に21_21 DESIGN SIGHTで開催された、クリストとジャンヌ=クロードを紹介した過去2回の展覧会において、それぞれディレクターを努めている。加えて柳氏は、クリストとジャンヌ=クロードから「日本の息子」と呼ばれ、「ワーキング・ファミリー」の一員として、1980年代中頃から数々のプロジェクトの準備、実現に携わってきた。展覧会では企画協力者として、展示セクションの1つ、「二人のアーティスト『創作の64年』」を担当する。
プロジェクト「L’Arc de Triomphe, Wrapped(包まれた凱旋門)」
Photo: Wolfgang Volz
©2021 Christo and Jeanne-Claude Foundation
本展では、クリストとジャンヌ=クロードがこれまでに発表した主要なプロジェクトが紹介しつつ、とりわけ、2021年9月にフランス・パリの凱旋門を舞台に16日間にわたって行われた、プロジェクト「L’Arc de Triomphe, Wrapped(包まれた凱旋門)」にスポットがあてられる。
柳と青野の両氏は、この作品を実際にパリで目にしており、今回のクロストークでは、「二人が見た『包まれた凱旋門』」と題して、作品が制作された背景と、実現に向けた長い道のりを辿っていく。
プロジェクト「L’Arc de Triomphe, Wrapped(包まれた凱旋門)」
Photo: Benjamin Loyseau
©2021 Christo and Jeanne-Claude Foundation
なお、このトークイベントは、デザインを通じて私たちの文化や未来について共有、発信していくことを目的とした、21_21 DESIGN SIGHTのオンラインイベントシリーズ「21_21クロストーク」の第3回目として開催される。聴講は無料、要申し込み。
information
オンラインイベント
21_21クロストーク vol.3「二人が見た『包まれた凱旋門』」
開催日時:2022年5月11日(水)20:00-21:30
会場:オンライン(Zoom配信)
出演:青野尚子(ライター、2017年 21_21 DESIGN SIGHT企画展「『そこまでやるか』壮大なプロジェクト展」ディレクター)、柳 正彦(ライター、次回展企画協力、2010年21_21 DESIGN SIGHT特別展「クリストとジャンヌ=クロード展 LIFE=WORKS=PROJECTS」ディレクター)
参加費:無料(要申し込み)
申込受付:21_21 DESIGN SIGHTウェブサイトにて
プレイベント詳細
http://www.2121designsight.jp/crosstalk/220511/
展覧会概要(会期:2022年6月13日(月)〜2023年2月12日(日)予定)
http://www.2121designsight.jp/program/C_JC/