絵画とインスタレーションの両面で制作を続けている、美術家の曽谷朝絵による展覧会が、東京・東日本橋にある中川ケミカルのショールーム・CSデザインセンターにて8月31日まで開催されている。
画像提供:中川ケミカル
2021年にJR新山口駅北口で展示された曽谷の作品《鳴る色(Ringing Colors)》や、今春にスパイラルで開催された個展などにおいて、素材提供などのサポートを行なってきた中川ケミカルのカッティングシート「セプテットフィルム」ほかを使用して、曽谷が新作を発表。ライティングデザイナーの萩原克奈恵の協力も得て、CSデザインセンターの空間全体を使ったインスタレーションが展開する(企画・制作・主催:中川ケミカル)。
また、会場と中川ケミカルのウェブショップでは、オリジナルの限定グッズも各種販売される。
-雨色- “ame iro” Colors of rain
部屋の中に降り続ける、虹色の光の雨をイメージした空間です。
透明、不透明が入り混じる様々な偏光フィルムで作られた雨粒を、レイヤー状のガラスに貼ります。雨粒は光や視点により色を変え、昼は窓からの太陽光の透過や反射でまるで天気雨の中に入り込んだような空間に、また夜は照明演出により光の粒のシャンデリアに入り込んだような空間になります。
雨は命の源としての恵みの雨でもあり、大変なことが起こり続けているこの世界への嘆きの雨でもあります。その中を歩き回って様々な色や光に打たれるうちに、様々な想いを雨に解き放てるような空間になればと思っています。曽谷朝絵
企画展限定グッズ PHOTO CUBE「niji・iro」(サイズ:127×178×40mm) A,Bタイプの2種・各5個限定、33,000円(税込) 画像提供:中川ケミカル
information
企画展「曽谷朝絵展 -雨色-」Asae Soya Exhibition “ame iro”- Colors of rain
会期:2022年5月26日(木)〜8月31日(水)
開場時間:10:30-18:30
休館日:土・日曜、祝日、夏季休業期間
会場:中川ケミカル CSデザインセンター(東京都中央区東日本橋2-1-6 岩田屋ビル3階)
入場料:無料