東京・銀座の[ATELIER MUJI GINZA Gallery1・2]にて、「リサーチ! プロセスを魅せるデザイン」展が8月28日(日)まで開催される。
世界から注目を集めているオランダのデザイン教育機関、デザイン・アカデミー・アイントホーフェン(Design Academy Eindhoven: DAE[*1])の取り組みに着目し、DAE出身の3組のデザイナーの作品を通して、新たなデザインの地平線を視覚化することを試みる。
関連企画として、7月11日(月)19時より、DAEクリエイティブディレクターで建築家のジョセフ・グリマ氏と、日本を代表するプロダクトデザイナーの深澤直人氏によるトークイベントの模様がオンラインにて配信される。
*1.デザイン・アカデミー・アイントホーフェン(DAE)
オランダ、アイントホーフェンで70年以上にわたりデザイン教育の先端を担う教育機関。素材、社会、環境、そして批評のイノベーションの道具としてのデザインを探求。意欲的なデザイナーを多数輩出し世界的に注目されている。
生活を取り巻くあまたのものたち。
その物が並び売られるテーブルを覗きながら私たちは、好きなもの、美しいもの、便利なものなど、使い手の視点からものを選び生活に採り入れています。
でももし、一つ一つのものが、その背景にあるリサーチとプロセスを語りはじめたら? 私たちは何に気づき、生活はどのように変わるのでしょうか?オランダ、アイントホーフェンにある、デザイン・アカデミー・アイントホーフェン(DAE)は、従来の「デザイン」の概念を覆す現代的コンセプトと思考方法を育むユニークなプログラムで知られるデザイン教育機関です。これまでのモノづくりの流れに大きな変化をもたらすクリエイターたちを世に送り出し注目を集めています。では、その新しい「デザイン」とはいったいどのようなものなのでしょうか?
本展では、リサーチをかたちにする先駆的な作家として知られる、クリスティン・メンデルツマをはじめ、今、国際的な注目を集める若手、シモン・バジェン・ボテロ、簑島さとみ+ポリン・アグストーニ、DAE出身の3組の作品を通して、新たなデザインの地平線を視覚化します。
彼らに共通するのは、現代にさらにものを生み出すことへの根本的な問い、徹底したリサーチ、そしてプロセスそのものまでも作品とする手法です。
3組それぞれのリサーチとプロセスで魅せる作品は、私たちの好奇心を「もの」の背景にある物事へと向かわせ、これまでシンプルな「使い手」として見てきた日常的なものの風景や感性、美の意識までを一変させる力 を持っているのではないでしょうか。(ATELIER MUJI GINZA)
出品作家
・クリスティン・メンデルツマ(1980、オランダ)
・簑島さとみ(1989、日本)+ ポリン・アグストーニ(1996、スイス)
・シモン・バジェン・ボテロ(1992、コロンビア)
イラストレーション:簑島さとみ
グラフィックデザイン:SARAVAH design
空間構成:吉行良平
施工:HIGURE 17-15 cas
キュレーション:田代かおる
information
「リサーチ! プロセスを魅せるデザイン」展
会期:2022年7月1日(金)〜8月28日(日)
営業時間:11:00―21:00
休館日:店舗・無印良品 銀座に準じる
会場:ATELIER MUJI GINZA Gallery1・2
所在地:東京都中央区銀座 3-3-5
入場料:無料
関連トークイベント
テーマ:「オランダと日本をつなぐ、これからのデザインのはなし。」
登壇者:ジョセフ・グリマ(建築家、DAEクリエイティブディレクター)、深澤直人(プロダクトデザイナー、多摩美術大学統合デザイン学科長)
言語:日本語(英語は逐次通訳あり)
開催日時:7月11日(月)19:00開始
会場:オンライン ※詳細は会場公式サイトおよびSNSで発表
概要:本展に出展する3組のデザイナーの出身校であるDAE)の先進性とは何か? 従来のデザインスクールとは何が違うのか? これからのデザイン・建築のビジョン、そして教育について、登壇者それぞれのプロジェクトに関する話題も交え、日蘭のデザイナーが対談。
主催:良品計画
協力:オランダ王国大使館、デザイン・アカデミー・アイントホーフェン、KANAIKOUGEI
後援:コロンビア共和国大使館
イベント詳細
https://atelier.muji.com/jp/event/4781/
ATELIER MUJI GINZA 公式サイト
https://atelier.muji.com/jp/
ATELIER MUJI GINZA 公式インスタグラム
https://www.instagram.com/ateliermuji_ginza/