「EARTH STATIONS by AMDL CIRCLE ミケーレ・デ・ルッキと未来を共有する建築」

イタリア人建築家、ミケーレ・デ・ルッキ(Michele De Lucchi)と、彼が主宰する建築スタジオ・AMDL CIRCLEによるリサーチプロジェクト「EARTH STATIONS」の全容を、日本国内で初めて紹介する企画展「EARTH STATIONS by AMDL CIRCLE ミケーレ・デ・ルッキと未来を共有する建築」が、兵庫県神戸市のデザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)で開催される。本展は、2021年2月より開催されるところ、コロナ禍の影響で、開幕が2度延期されており、待望の開催となる。


六甲山サイレンスリゾート(完成予想図) ©︎AMDL CIRCLE

ミケーレ・デ・ルッキは1980年代にデザインムーブメントを巻き起こしたデザイナー集団「メンフィス(Memphis)」の主要メンバーとして活動し、現在も第一線で活躍し続けている。
本国イタリアをはじめ、サウジアラビアなど世界各地でさまざまなプロジェクトが進行中。日本国内では、2017年に閉館した旧六甲山ホテルを「六甲山サイレンスリゾート」として再生するプロジェクト全体のプランニングや設計を担当している。

本展では、建築の進化する役割と象徴的な建物の必要性をめぐる考察から生まれた、新しい建築のタイポロジー「EARTH STATIONS」を国内では初めて本格的に紹介する。あわせて、ミケーレ・デ・ルッキがデザインした家具や照明などのプロダクトも展示し、メンフィスから現在に至る、イタリアを代表するデザイナーで建築家のミケーレの思索を辿っていく。

展覧会「EARTH STATIONS by AMDL CIRCLE ミケーレ・デ・ルッキと未来を共有する建築」

左:ミケーレ・デ・ルッキ ©︎ Giovanni Gastel
右:藤本壮介 ©︎ David Vintiner

関連イベントとして、ミケーレがデザインを手がけたスペシャルルーム(客室)を有して、2020年に開業した群馬県前橋市の〈白井屋ホテル〉の設計者で、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の会場デザインプロデューサーを務める、建築家の藤本壮介をゲストに招いてのトークセッションが7月18日(月・祝)に開催される(詳細はKIITOホームページを参照)。

「EARTH STATIONS by AMDL CIRCLE ミケーレ・デ・ルッキと未来を共有する建築」ポスター

information

企画展「EARTH STATIONS by AMDL CIRCLE ミケーレ・デ・ルッキと未来を共有する建築」
会期:2022年7月16日(土)~8月7日(日)
開場:11:00-19:00
休場日:月曜(祝日・振替休日の場合は、翌日の平日休み)
観覧料:無料
会場:デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)
所在地:兵庫県神戸市中央区小野浜町1-4
主催:デザイン・クリエイティブセンター神戸
協力:杢谷一級建築士事務所、愛知模型コンサルタント、徳岡工務店、tanagokoro
後援:神戸市、駐日イタリア大使館、在大阪イタリア総領事館
協賛:六甲山サイレンスリゾート、八光自動車工業、リビング・マーケティング、ALESSI、Alias、Altemide、Caimi、Cassina ixc. 、Danese、De Padova、Gebrüder Thonet、JINS、Poltrona Frau、Produzione Privata、Unifor
企画:AMDL CIRCLE

KIITO ホームページ
https://kiito.jp/

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